海をあげる
154件の記録
- みひろ@3162026年9月13日読み終わった知事選の結果が出る前に読み終わりたいと思っていたので、なんとか間に合った。 エッセイというジャンルをあまり読んでこなかったのだけれど、これは人生ベストエッセイかもしれない。 本書の大半は筆者の家族や周囲の人との日常の話であり、食いしん坊の娘さんや、強キャラな祖母のエピソードがとても良いので、身構えずに多くの人に読んでほしい。 私は少し前まで、「普天間は市街地で危険だから、辺野古に基地を移設するんでしょ。それなら早く移設したほうがいいのに、反対派は頑なだな」くらいに考えていて、 実際には辺野古に新基地を作っても、普天間が返還される可能性は低いということも知らなかった。 偏見でしかなくて本当に申し訳ないが、基地反対活動をしている人はいつも声を荒げて怒っている印象(そりゃその活動をしている姿しか見たことがないのだから当たり前)があり、少し退き気味に見てしまっていたところがある。 筆者もキリッとした人物なのだろうと勝手に想像していたのだけれど、本屋大賞受賞時の映像を見て、大変穏やかなスピーチをされる方で驚いた。 本来みんな穏やかな人たちなのだ。それがあんなになるまで抗議してるのだと気づかされた。 自分を含め内地の人間は、沖縄に負担を押し付けてしまっている申し訳なさを抱きつつも、当事者感がなく、どこか遠い国の出来事のように受け止めているのが現実。 それに対する沖縄の人達の静かな怒りと諦めの沈黙。 筆者は読者の私たちに、「自分の絶望を託した」という。私に何ができるのかはまだわからない。 でも海をもらってしまった私は、これから考え続けなければいけない。 沖縄知事選について色々思うところはあるが、結果がどうであれ、沖縄の人が決めたことに私達が口を出すことではない、とは自らを戒めておきたい。

26歳ジョナサンにて@pipo_papo_pa2026年9月9日読み終わった裸足で逃げるを先に読んだ。 上間陽子先生の本屋大賞を2021年に受賞した作品。 これは作品と呼んでいいものなのか、この文章を書きながらも考えています。 もちろんノンフィクションのものでも作品と呼ぶことは可能です。 ただ、この本に書いてあるのは言葉にならない、言葉にできない、言葉を発することすら許されないような人々の怒りであり、悲しみであり、諦めです。そして上間先生からの明確な世の中に対するヘルプシーキングだと思います。 自分にできることは何か、何もできないのだろうかと、考え込んでいます。 まずは知ることからしかできないかもしれませんが、いつか自分も何かしらの形で助けられる人になりたいとそう思いました。
Sanae@sanaemizushima2026年9月3日読み終わった沖縄知事選がすごく気がかりでいる。 なんか胡散臭いキャンペーンやってるし、デマもめちゃくちゃある。怒りが湧いてくる。 この選挙に始まったことじゃなく、最近の選挙は以前読んだマリア・レッサ「偽情報と独裁者」を思い出す。 沖縄に行くと慰霊碑に手を合わせたり、資料館に行ったり、基地のことを考えたり、それなりに考えているつもりだった。 全然足りないことに気づく。 米兵が起こした事件があり、それに対する抗議集会での8万5000人の怒りのパワーを感じに行きたかった、と何気なくある人物が著者に言ったあとの著者の言葉 「沖縄の怒りに癒され、自分の生活圏を見返すことなく言葉を発すること自体が、日本と沖縄の関係を表している」(p234) 今も続く米兵の事件が起きてもノーコメントを貫く大臣はじめ政府関係者。 そしてそれに対してアクションをとらないナイチャーである私たち。 もっと私たちは沖縄について考えないといけないと反省。 これからもっといろんな本を探っていきたい。









かわい書房@kawaishibou2026年8月21日読んでる読み終わったエッセイのようで読みやすいのだけれど、 読む前には戻れない、絶望の一端を手渡された気持ち。何を書いても上辺だけになりそうで、うまく感想を綴れない。

図書館マン@tosyokan-man2026年7月19日読み終わった図書館本調査記録みたいな感じなのかな~と思ってしばらく読むのを躊躇っていたんだが、いざ読んでみるとエッセイに近い書き方で、沖縄を知るために読む最初の本としては入りやすい本だった。 上間陽子さんの著書は『裸足で逃げる』ぶりに読む。あの時は中高生で、どちらかというと性被害を受けた女の子たちの暮らしぶりや困難さについて調べたく読んでいたが、『海をあげる』は沖縄について知りたくて手にとった。 『海をあげる』は沖縄の女性の性被害や若年出産についても書かれているが、今回印象に残ったのは男性が主軸の話だった。 自分の彼女に援交させて金を稼いでいた沖縄出身の東京のホスト。沖縄の基地問題に抗議し、県庁前で1週間ほどハンストをした人。 米軍兵士の性暴力が絶えないせいか、沖縄は女性と絡めて語られる印象が強かったのだが、では沖縄の「男性」はどう思っているのか。 その部分について自分も自分から知ろうとしていなかったので、雑駁とした「男性」という括りではない、個人の単位で困難を抱えている「男性」の人生について書かれていたのには驚いたし、貴重な意見だなと思った。 オスプレイが飛んでは墜落する沖縄では住人たちが常に危険に晒されている。 いつやってくるかも分からない騒音はストレスになるし、小学校のグラウンドに突然落ちてくる恐怖もある。 性暴力は絶えず続き、家庭不和から逃れようとする子どもたちがいても、現状に対応でにる十分な社会システムや費用、要は社会的認知度が不足していて、子どもたちは売春や違法行為で金を稼いで生きるしかない。 危険と不安定が、常に付き纏う。 映画の「フェンス」でも言われてたことだけど、沖縄は日本の話なんだよな。 沖縄に住んでいないからって外国みたいな話にしてるんだろうな。それは自分もそう。 「自分たちの話」であるという自覚から始めていかなくちゃならないんだな。と思った。 ほんとうは他人の話でも、ある程度当事者意識を持てるのが理想的なんだが。

ちくわ@stuntman-kent2026年6月19日読み終わった辺野古の抗議船転覆事件に怒っている。立場の弱い人が平穏を取り戻すための抗議活動がなんで誰かを不幸にしてしまうのか。基地の騒音に困っている人達の顔に泥を塗るような行為だし、人殺し以外のなにものでもない。 一方で抗議活動を冷笑する人間にはもっと怒っている。ひろゆきの辺野古で座り込みをして抗議する人達を嘲笑うあの様子、今思い出しても虫唾が走る。切実に困っている人達が何にも事情を知らない人から嘲笑われるとか地獄過ぎるでしょ。 そんな地獄みたいな世の中で、著者の困っている人達の声を聞いてまわる活動に頭が下がる思いをした。自身も傷つきながら誰かを救っていくの、そう簡単にできるもんじゃない。 著者が味わった地獄、話を聞いてきた女性達の苦しみを読者に投げかける最後の一文にズシンとくるものを感じ、涼しいヴィドフランスでコーヒーを飲みながら本書を読んでいた自分は、これまでの抗議船やひろゆきにプンスカ怒っているだけの自分を恥じました。

さくら🌸@lily_sakura_2026年6月19日読み終わった柔らかくてやさしい言葉だけど、力強くて、確かな怒りが含まれていた。いや、含まれていたどころではないかもしれない。文章全体で、怒っていた。守られない子ども、消費される子ども、沖縄のこと、沖縄に押し付けっぱなしにしている米軍基地のこと。家の近くに基地があるということを私たちは何も理解していない。どんな騒音が発生して、そこでも子どもを育てないといけない、そこで暮らす人々のこと。そして性被害のこと。そんな場所が自分たちの近くに建てられる可能性がもし浮上したら必死で抵抗するだろう。けれど沖縄という、自分からは離れた場所ならどうだ。私たちは呆れるほど無頓着だ。「海が赤く濁る」ということがどういう意味なのかわかった瞬間に、沖縄に押し付けているこの問題の罪深さを思い知った。人の痛みを知るってこんなに苦しいのか。いや、私はまだ何も知らないんだと思う。これを読んで少し知った気になっている私自身にも腹が立つ。沖縄のことだけではなく、すべての子ども達が守られるべき存在であるということも、蔑ろにしてはいけない。 「この海をひとりで抱えることはもうできない。だからあなたに、海をあげる。」(p241)




- ぽけっとブックス@tsuruchans22026年6月17日読み終わった自分の子をあけすけに、隠さず書く人だ、と思った、 知らないことは、知らないといえたらいいな、とも思った。 あれもこれも、他人事ではなく 自分ごととして考えられるように


かくり@kakuri0002026年6月13日読み終わった図書館本@ 図書館"私は静かな部屋でこれを読んでいるあなたにあげる。私は電車でこれを読んでいるあなたにあげる。私は川のほとりでこれを読んでいるあなたにあげる。 この海をひとりで抱えることはもうできない。だからあなたに、海をあげる。"(p.241) 夫に不倫された話から始まり、嫌いだった祖母の話。 沖縄と戦争。米軍基地の抗議デモ関係の話。 沖縄の風俗業界で働いている『性暴力被害者』の女性たちの調査取材、性教育の話。 再び祖母の話。 米軍基地と海。日本と沖縄。 エッセイ本だけど、『生活』と『社会政治』は同居していると実感する。 生活は 社会 の中に存在しているし、社会に存在する深刻な問題は「社会問題」であり、全ては繋がっている。

- カズマっすなんすか?@kazumasu2026年5月29日読み終わった海をあげる 中学の頃、沖縄に過去一度行った事があり、その時は「凄く綺麗な海。街も賑やかで人も暖かい。」そんな場所と子供ながらに思っていた。本を読むうちに自分が知る沖縄とは違う沖縄を見せつけられた。 個人的に印象にあったのはホストの男の話だった。恋人と付き合っている時、別れた時の心情が共感出来た。きっとこいつしか居ないんだろうなと思った相手と別れた後は逃げたくなるもんだ。実際俺も逃げ続けている。 海をあげるっていうタイトル名を見た時、俺は海を上げる?と思っていた。最後に「海を貴方にあげる」と言われて気づいた。 読み進めて行くうちに俺は"読みたい"というより"読まなくては"と思いながら読み進めていた。きっと気付かぬうちに海をあげられてしまったのかもしれない。


夏河@myhookbooks2026年3月7日読み終わった良かった。 どんな問題も、距離は私たちを引き離したり、または同化するほど近づけたりする。 どんな感想も薄っぺらくなってしまう。 でも、私は(そしてこの本を読んだあなたも)海をもらったので、あの海をもらったので、私は(あなたも)もうあの海を自分のことのように思うだろう。 私は生涯、あの海を守りたいと思い続けるだろう。




睡眠時間@yomuyomu2222026年3月5日読みたい読み終わった明日買いに行く!!! 裸足で逃げるが素晴らしく、こちらも読まないわけにはいかない、、、 記録忘れていた、結構前に読み終わりました 上間さんの柔らかい喋り方と力強い文章のギャップにいつも驚く。 大部分を電車で読んでいたので、最後とどめを刺されたような気持ちに。 裸足で逃げるに出てきた女の子たちのその後や関連話もあったので、時間を空けずに読めてよかった!
中村@boldmove332026年2月27日読み終わった本書に収録されている「美味しいごはん」というエッセイがほんとうに素晴らしくて読むたびにさめざめと泣いてしまう。特に終盤の娘、風花に呼びかけるような語りは美しい。 >風花。今日、お母さんがあなたに教えたものは、誰にも自慢できない、ぐちゃぐちゃした食べものです。それでもそれなりび美味しくて、とりあえずあなたを今日一日、生かすことができて、所要時間は三分です。(p. 30)

m@kyri2026年1月18日読み終わった再読中@ 自宅絶対に売らないと心に決めている本が何冊かあって、そのうちの一冊がこの本 冒頭の章「美味しいごはん」と最後の章「海をあげる」とあとがきの最後の2行を忘れられない 本を読んで泣くということをあまりしないけど、この本は、手渡された絶望をどうしていいのかわからなくて、安全圏でこれを読んでいるわたしがただただ後ろめたく、それでも人への愛を諦めない優しさと祈りにみちた文章がただ美して、いつも泣いてしまう これからも大事にするし、折に触れて読み返したい本









Masaru@masaru__books2026年1月2日読み終わった@ 自宅“秋田のひとの反対でイージス・アショアの計画は止まり、東京のひとたちは秋田のひとに頭を下げた。ここから辺野古に基地を移すと東京にいるひとたちは話している。沖縄のひとたちが、何度やめてと頼んでも、青い海に今日も土砂がいれられる。これが差別でなくてなんだろう?“ “この海をひとりで抱えることはもうできない。だからあなたに、海をあげる。“ 読後、言葉が出てこない。





かさき@np0x2025年12月28日読み終わったずっと怒りと悲しさのほうが多いのだけど、祈りの清廉さみたいなものが続いていて泣いてしまう。 でも読んでよかったな、と思うこの気持ちが、「抗議集会に"行けばよかった"」と同義であることをわたしは自分で知っている、 それを口にする相手は選ぶべき、無神経さは詰ってもよいと思うが、無関心よりは好奇心のほうがまだ有用な気もする、むしろ むしろ「パワーを浴びたかったので来ました」ではなくて、「行けばよかったな」止まりだったことのほうが賢明だった気もするし




- not_six@not_six2025年11月9日読みたいふと思い出したすすめた沖縄に行って帰ってきてから1ヶ月以上経つというのにまだ沖縄のことばかり考えている、という人に勧めた。 授賞式のスピーチが素晴らしくて、会見の動画を友達の家で観た記憶。 あの夜ももうそんな前のことなのか。 まだ読めてない本のことばっかり記録してる。



ほりとも@tomokobeck2025年10月16日読み終わった以前の仕事で、この問題について報道する立場から見てきたけれど、同じ日本人としてそこに住む人たちのことを想像することができていなかったことを実感した。怒りという言葉だけではおさまらない感情や想いが、筆者の言葉の使い方から伝わってくる。

nessie@nessieayako2025年7月13日読み終わった確か数年前、星野源のオールナイトニッポンの荻上チキさんゲスト回で知り、さっそく手に入れて、なのにそのままになっていた(ごめんなさい…)本についに手をつけた。 一話目の始まり方がとても意外なところから来たことにびっくりしつつ、連載の順番のとおりの順番になっていないところに制作者の方々の試行錯誤の一端があるような気がして気になった。 ここ最近ずっと、言語化しきれない……というか、ただひとつの特定の言葉にはしまいこめないものを、それでも誰かに手渡すために紡ぐ言葉があるよなぁ、と考えたりしていたのだが、それはこの本にも通じることのような気がする。 喉にずっとなにかが詰まるような感覚が残る。見て見ぬふりをしていたくないんだけど、関わり方を難しく考えてしまうのはなんなんだろう。

さちよこ@sachi_232023年4月3日優しい言葉で紡がれているけれど、そこかしこに、沖縄で生きること、女として生きることへの絶望が散りばめられていた。 自分の住んでいる街で起こっていることすら、ただ漫然と見ているだけなのに、離れた場所で起こっていることは別世界のもののように感じてしまう。 でも、沖縄のことは沖縄だけの問題じゃないんだよなぁ。






































































































































