食いしん坊ちぇりぃ "死にがいを求めて生きているの" 2025年12月26日

死にがいを求めて生きているの
追記 【1月3日 読み途中】 「何もかも誰かに教えてもらうまでわからない。自分だけでできることが少ない場所で過ごす時間は、一秒一秒がすごく長いのだ。」(p50) →転校経験の多い登場人物のことば。私も転校過多の人生だったので、この人物パートで転入時の不安や所在なさが言語化され寄り添われた気がして印象的だった。 「年齢を重ねていく中で、求心力となりうる要素は、変わっていく。自分が持ち合わせていた要素が有効な時代はもう終わったならば、自分の中身を更新していかなくてはならない。 変わらない。それは、幼い、という言葉に言い換えられる。与志樹は、自分よりも遥かに大人に見える同級生たちと、どんなふうに関係を築いていけばいいのか、もうわからなくなっていた。」(p248) →年末にお酒の席で聞いた話と重なった。どんな話かというと「女性は子供の頃から大人になるまで一貫して可愛い人がモテる。男性は年齢帯によってモテの要素が劇的に変わっていく…足が速いとモテる子供時代、スポーツが得意な子も引き続きモテつつ学力もものを言う中高生、学歴とコミュ力重視の学生時代、経済力の大人」という感じの話。可愛くないとモテようがない女子の方がさっさとモテ欲から解放されて自由だったのかしら、とか聞いてて思った。男は、女はみたいな言説は最近では主語が大きいと言われがちだけど、我々40代が生きてきた時代は傾向としてそんなものだったよね。今も結局続いているのかしら。 【1月4日 読了】 中学時代くらいまで間違いなく人気モノ感があった雄介が、徐々にまわりに持て余されていく感じに気持ちがなかなかついていけなかった。最後の南水智也編では、ただのイタイ奴から倫理的な一線をこえて闇堕ちしてしまって絶望感すら感じた。 しかし、注力先をどんどん変えられるのは器用だからこそだよね。雄介は参加したレースではすぐに先頭集団に入れちゃうから、ある程度やると飽きちゃうんじゃないの?とも思った。どんなレースを走ってたってなかなか制する事ができない人の方が世の中には多いから、生きがいとか言うレベルにそもそも辿り着ける事自体が選ばれた人の悩みだよな〜なんて思った。普通は生きてくだけで必死だよ。
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