
榛原
@haibara
2026年1月13日

神さまショッピング
角田光代
読み終わった
様々な理由で世界各地の神様を参る人たちの短編集。
村田沙耶香の「信仰」にもあったが、同じ時代を生きる日本人として「信仰を持ってみたい」と切実に願う話は興味深かった。
角田光代なので読みにくさは一つもなく、短編集特有の疲れもなく読めた。最後の「絶望退治」が重たくてとても良かったし少し泣いてしまって読後の余韻も長かったので最後でよかった。
去年、遠藤周作の「深い河」を生徒と読み終えたばかりだったので、「聖なる濁った川」はそれとの相違点もとても面白かった。
様々なリアルな描写の中で、いわゆる神秘体験のカケラのようなものも、同じようにリアルに感じさせる筆が素晴らしい。
