

榛原
@haibara
日本語教師(子ども担)/生徒と読んでいる本や教材研究も記録/
- 2026年8月17日
ユダヤ人の歴史鶴見太郎読み終わった2025新書大賞2位作品。なぜホロコーストが起き、なぜイスラエルがあのような国なのかが知りたくて読んだ。 古代から近世はカタカナの多さと馴染みのなさで読んだら眠くなり、を繰り返して進まなかったが、近代はさくさく読めたので私はもっと古代から近代の世界史を勉強しなくてはいけない。 著者が書いていたが私もまんまとドイツにユダヤ人が多いのだと思っていたが、ロシア帝国に圧倒的に多く、その後の歴史でもソ連、ポーランド、ウクライナに関係が深いこと、ホロコーストだけでなく各地で虐殺が起きていたことなど、大変勉強になった。 - 2026年7月27日
アリバイ崩し承ります大山誠一郎読み終わった - 2026年7月24日
ジジイの片づけ沢野ひとし読み終わった本当の御老人が自ら及び同世代のことをジジイ呼ばわりするたいへん痛快な片づけと掃除の本。読んでて何度も笑った。 前半は実際の片づけ指南、後半はスッキリ暮らしている人にまつわるエッセイだったので、前半のような話をもっともっと読みたかった。 私は物が多く片付けも掃除も嫌いなのだけれど、親が死んだあと実家の片付けが本当に大変すぎたので、少しずつ物を減らしていきたいとは思っている。私は捨てるのは案外できるのだけど、家族が著者同様捨てられない人たち。朝の10分片づけは真似してみようかなと思った。 - 2026年7月21日
帰れない探偵柴崎友香読み終わったなにかが起きているようだけど全然わからないしそれが重要ではなく、そうなると何も起こっていないことと同じになる、のか?といった連続短編集。 探偵、とタイトルにあるけれど、なにかを解決する様子は描かれない。探偵という謎の職業に属している女性の、各国での日記のような、生活のような、核心の周りをずっとぐるぐるしている物語だった。 書いているうちにわかったことがあるかのように、帰れない、に関しては、後付けのように肉付けされていくが、だからといってなにかが明かされていくような運びではない。 ずっと夢の中のような、それにしては長く、実もある。 空港の話は閉塞感と迷路感にげんなりするも、その分爽やかだったり鮮やかだったりのコントラストがすばらしかった。 どんな話?と聞かれたら、説明に窮する。 訳がわからなくてイライラする箇所もあるのに、ずっと読んでいたい不思議もある。続刊が出てほしい。ただ読み終わった直後の今は頭が痛い。 - 2026年7月19日
木になった亜沙今村夏子読み終わった今村夏子の小説は、いつもうっすらすごく怖い。 とんこつの前にこれが刊行されていたのを知らなかった。今作は怖いというより気味が悪いが強かった。きっとみんなこんなふうに幻想的なものを描きたいけど、だれもこんなふうには書けない。こんなに突拍子もない話に、どうして血肉を感じるのだろう。どうして絵空事にならないのだろう。 展開が全く読めないし、読者が想像でき得る範囲の次の次まで書いている。 一体どうやって書いているのかと思ったら、巻末のエッセイや日記で、執筆中の自己肯定感の低さを読んで、驚いた。きびしさからうまれていることは納得ができた。 あひるやとんこつなどの洗練された怖さはこの本にはないが、これはこれでまた、すごい一冊だった。 - 2026年7月18日
- 2026年7月14日
メソポタミアのボート三人男高野秀行読み終わった高野秀行の紀行の中でも骨太な一冊だと思った。 とても読み応えがあり、バランスも良かった。 分量的にも若干尻すぼみ感はあるけれど、一冊を通し、大満足な冒険譚だった。 早く次の紀行文が読みたい。このくらいの厚さで。 - 2026年7月12日
- 2026年7月5日
ヘンゼルとグレーテルスティーヴン・キング,モーリス・センダック,穂村弘読み終わった特に目新しいことも起きないし(他国では違うのかも)スティーブンキングは感じられないスタンダードなヘンゼルとグレーテルだったけど、センダックの絵が素晴らしい。 - 2026年7月2日
- 2026年7月2日
- 2026年6月29日
- 2026年5月31日
- 2026年5月23日
ブロッコリーパンチイ・ユリ,山口さやか読み終わった韓国の女流作家らしい、背景が白い漫画を読んでいるような短編集。すべて奇怪な話。 なぜか、読んでいて何十年も前に読んだ山田詠美の「色彩の息子」を思い出した、全然ちがうのに。 石の話以降が好き。 それはそうと、韓国では人間が植物になることに共感するなにかがあるのだろうか?しばしば読むので気になる。 - 2026年5月22日
猫社会学、はじめます出口剛司,斎藤環,新島典子,柄本三代子,秦美香子,赤川学読み終わったほんとに「はじめます」状態の、学者たちの書く全部が「はじめに」みたいな、研究前の「作文」で、サブタイトルからしてもう少し研究内容が書いてあると思っていたので残念だった。 エッセイ猫漫画について「グーグーだって猫である」も「シッポがともだち」も記載がなくて驚いた。 - 2026年5月21日
変な心理学山田祐樹読み終わった読みやすく、面白かった。私も御多分に洩れずアカデミックな心理学と巷に溢れている流行りの"心理学"を一緒くたにしていたので、巷のあれらがこんなに論拠のないものとは思っていなかった。 著者が「民俗学」として捉えたのも面白い。 簡単に言い切るものは疑えなのは、どの学問も一緒なのだなぁ。 - 2026年5月18日
エステルの手紙教室セシル・ピヴォ,田中裕子読み終わった殆どを手紙のやり取りで構成されたフランスの小説。 「手紙教室」という響きがもうわくわくしてしまうし、重たい人生も涙しつつもサクサク読めた。 日本があちこちに出てきて驚いた。 (日本人てそんなに蒸発しているの?というか、他の国は全然蒸ないもの?) ところでフランスで人のパン屋利用が半数にまで落ち込んでいるって本当なのだとしたらかなりショック! - 2026年5月17日
- 2026年5月12日
満月が欠けている穂村弘読み終わったいつものエッセイのつもりで買って、読んですぐおや?口述筆記??となって、あとがきを読んで、そのようなものだと知った。 だからいつもの凝縮感は全然なくて、なんだか読感が謎な一冊だった。 - 2026年5月10日
本物の読書家乗代雄介読み終わった表題作は引用が難解だったが華があった。 同時収録の「未熟な同感者」はそれを遥かに上回る難解さで、薄目から濃いものまで様々なメタファーと思われる事象が重なり、教授の講義も物語に絡み合ってるのかどうなのかわからなかった。 乗代雄介のつけるタイトルはいつも素晴らしい。そして、もしかして筆力に対して物語を畳むのが、あまり上手くないのか?と思い始めている。
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