
蛙
@QuaeNocentDocent
2026年1月2日
古くてあたらしい仕事
島田潤一郎
読んでる
本の編集、装丁屋さんのお話。
感銘を受けた本を思い出す時は内容そのものより、感銘を受けた時と場所のシチュエーションの方が鮮明だったりする。好きな作家のラストシーンに大号泣した狭苦しい当直室。彼女と好きな本を交換して、お互いに黙々と別の本読んでるのに幸福を感じた薄暗いカフェ。父から譲り受けた本に書かれた父のサインの下に、自分のサインをした裏表紙。肌触りのある体験こそ、深く記憶に根付いている気がする。
残念ながら本の装丁が私の記憶に深く刻まれたことはないけど、きっと著者のこだわりぬいた仕事への愛に触れる時、きっと記憶に残るんだろうなと感じた。
人の記憶に残ってこその仕事。

