
宝田
@atsushi_3
1900年1月1日
スローターハウス5
カート・ヴォネガット,
カート・ヴォネガット・ジュニア,
伊藤典夫,
和田誠
抑制的な筆致で全体的に暗いのだが、そこがとても良い。
SFは設定に乗り切れないことが多く、ちょっと苦手なのだが、これはスっと入ってくる。そしてシミジミした読後感がある。
主人公が何回も何回も繰り返す(させられる)時間旅行、それが人生や歴史の不条理さをそのまま表している。
ヴォネガットの小説って手くせが激しくて途中からついていけなくなるイメージがあるが、これは物語としてすごくいい塩梅にまとまっている。

