スローターハウス5
74件の記録
おみかん@omikan2026年8月11日読み終わった主人公は「けいれん的時間旅行者」という設定だけど、まさにこの言葉に集約されていて、この主人公は、「けいれん的人生を送らざるを得なかった」。 妙に滑稽な登場人物、頓珍漢な設定と入り乱れた構成、どこか無機質な主人公など、この作品の奇妙さは、この小説がずっとドレスデンの戦禍の中に閉じ込められているからじゃないのか。 まともなものは何一つ無い…。 精神の秩序は破壊され、茶番と皮肉に覆われる。 絶望…。 褒めてます。 (追記) あとを引く面白さ。2日前に読み終わったこの本のことをまだ考えている。 ヴォネガットは、結局、こんなふうにしか書けなかったんじゃないか。 こんなふうにとは、とっちらかって、人間が皆んなボードゲームのピンみたいに軽くて無機質で。 それを作品に昇華したのは、やっぱり本当にすごい。 ヴォネガットはわかってやってる。ドレスデンは、戦争は、こう書くしかないと。
だるま@daruma_01062026年4月4日読み終わった初めてのヴォネガット。 好きな作家を聞かれて海外の作家をさらっと言えるのかっこいいなという単純な憧れから、いろいろ読んでいる。 全部戦争の場面だったら読み通せなかったと思う。作者の戦争体験がメインテーマではあるものの、時間旅行をして戦後主人公が生きていることが分かり、加えて変な惑星に行くなど場面がどんどん切り替わるから安心して読むことができた。 SF小説を超えて、通常下・戦争下の人間の性(さが)について洞察されている。 p.278 (世界の人口が70億人になるという記事を読んで)「その連中がみんな尊厳というものを持ちたがるんだろうな」




ぴぐ@pgmn2026年1月18日読み終わった度々繰り返される「そういうものだ」で締められる文章を読むたび、韓国人の友人が景福宮を案内してくれた際、案内板を読みながら立ち尽くす私にかけた言葉「そういう時代だったからね」を思い出さずにはいられなかった。




じがにめげれた@zigani_mezameta2026年1月1日読み終わったこの世の不条理が列挙されて、“So it goes.”「そういうものだ。」そこで思考がぶちぎられる。確かに起こることは起こるべくして起こることで、それに対して考えつづけたり、反抗したりするのは無意味かもしれない。でも、主人公がなんの疑念や感情ももたずに現実をあっさり受け入れてしまうのは、小説としてあまり自分の好みではなかった。もう少し歳とってから読み直したら感じ方が変わるのかもしれないけど。
noripiii@quadspin_norimusubi2025年12月31日買った@ 今野書店今野書店、大晦日も開けてくれてる。活字中毒者としてはありがたい限り…。今年も本当にお世話になりました。いっぱい買った。

スコスコのスコップ@sukoppu_sukosuko2025年8月8日読み始めたタイタンの妖女がおもしろかったと言った私におすすめしてくれた 朝起きて、今日のコンディションや気分、スケジュール的に ちょっと小難しい系が読める日なのか 人から勧められたあの本いい加減読もうか? やっぱり好きな作家の小説にしようか‥‥ でも一番好きな河野多恵子は読むのに勇気がいるんだよな いろいろ考えてるふりして結局は直感で一冊鞄に入れている

ワタナベサトシ@mizio_s2025年6月28日気になる読み終わった図書館で借りて読んだ。 事前にあらすじを聞いていてテッド・チャン『あなたの人生の物語』ぽさを感じていたが、SFエンタメより社会派な反戦小説の度合いが強い。時間を線形に流さず前後させて困惑させたり、達観した死生観を語ったり、周囲から狂人やらカリスマ扱いされるのもすべて、戦争反対を真っ正面から声高に主張するのではなく、諧謔まみれでズラし気味に語るための仕掛け。50年以上前にこの作品を受容できた当時の読者の“小説を読む力”の強さに敬服する。

RIYO BOOKS@riyo_books2021年11月19日読み終わった今日は平和だ。ほかの日には、きみが見たり読んだりした戦争に負けないくらいおそろしい戦争がある。それをどうこうすることは、われわれにはできない。ただ見ないようにするだけだ。無視するのだ。楽しい瞬間をながめながら、われわれは永遠をついやす──ちょうど今日のこの動物園のように。これをすてきな瞬間だと思わないかね?



































































