積読消化月間 "BUTTER" 2026年1月2日

BUTTER
BUTTER
柚木麻子
2026年最初の1冊目 で、さっそく圧倒されてしまった。 食事という生きていくために誰もが逃れられない『ケア』のあり方・意義を軸にして、フェミニズムやルッキズム、女性の苦悩だけでなく男性の苦悩や、家族・友人・恋人・職場というコミュニティのあり方の多様性の是非など、様々な命題が次々と提示されていく…という個人的には超絶技巧を感じる1冊でした。 読み終わったあと、ずっとグルグルと、自分がこの読書体験で何を感じたかを整理している… 人と感想を語り合いたい本。 忘れたくないので感じたことメモ。 フェミニズムの本質とは、女性も男性も関係なく全ての人が、性別や仕事・既婚独身・体型年齢収入趣味趣向etc…に左右されることなく、常に自らのケアを投げ出さない、自暴自棄にならない、他人任せにしないという責任をもつこと。そしてそれがどうしても困難な時には、コミュニティへ自分からケアされにいく勇気をもつこと(自暴自棄は時に他者に対して暴力的で有害であるため、その自覚を持ち、解決に向けて責任をもつ)。そのために、普段からコミニティへの参加を怠らないこと。 それによって初めて女性も男性も性別という壁を取り払って真に自立しあい、対等な相互ケアを送りあえる存在になる… ことを目指すものなのかもしれない。
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