
橘海月
@amaretto319
2023年5月6日
カサンドラのティータイム
櫻木みわ
読み終わった
友梨奈と未知、二人の女性の生活が交差する様と、それぞれが遭遇した男性の豹変っぷりが恐ろしい。でも真に恐ろしいのは、そんな相手に対して「私にも悪い点があったから」「普段は優しい人だから」と離れない理由を切々と語るシーン。希望に潜む絶望。
作中にもあるが、わかりやすい悪人は他の人と悪口を共有でき対処しやすい。だがモラルハラスメントをする人は相手を選び、それらは密室で行われるため周囲から「まさかあの人が」と共感を得にくい。被害者が孤立し「自分が悪いのかも…」となりやすいのはまさにこの構図だからで、そこが歯痒い。