橘海月 "Ank : a mirror..." 2023年3月25日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2023年3月25日
Ank : a mirroring ape
話の時系列や舞台が次々と移り変わり、読者は映画のように“暴動”の様を見せつけられる。ゾンビのようでゾンビではない、感染症のようで違う、人が人を襲うショッキングな状況に見え隠れするチンパンジーの存在とキーパーソンの望。霊長類の説明箇所は好みだが、他はう〜ん…。 これは映画化するといいな、映像向きだなとは思った。それなりに見せ場があったりパルクールが登場したり、ビジュアルがすぐに浮かぶ良さはあった。でも物語の衝撃の割に展開や結末は淡々としている印象で、悪くはないがまさに「it's not my job」な本だった。 私が一番好きなのが「70代カウンセラー見習いと話をする」シーンだった。電話越しに彼と話したくさんの時を過ごして、亡き母の歌詞の意味を教えてもらい、月を見上げて未来に想いを馳せるよう伝えられ、その相手がAIだったと告げられた衝撃。それは進化なのかグロなのか両面あるよなぁと。
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