
橘海月
@amaretto319
2022年11月27日
さよならドビュッシー
中山七里
読み終わった
#ミステリ
火事により全身を火傷し、動かない指で再びピアノを弾く主人公。師匠となった岬の、音楽に対する想いやコンクールへの曲の解釈が『蜜蜂と遠雷』を彷彿とさせ、不自由な指で奏でる舞台が圧巻だっただけに最後驚かされる。そうだ、これはミステリだったんだ…。
様々なミステリで、この作品はいわゆる◯◯ものと事前に知らされるだけで興醒めしてしまうので、できれば煽り文句の情報すら知らずに読みたかったな。それでもラストで、読み進む中の澱のような違和感がきれいに腑に落ちた。伏線とは無関係に、序盤の展開はなんだかもったいないなと思ったんだ
そう、私は◯◯◯が◯◯◯な◯◯◯だっただけに、どうして◯◯で◯◯させてしまうのかな?と思った。そのもったいなさが回収された時、映画化された某二作品が頭によぎった。小説ならではのトリックは映像化が難しいけど、これは珍しく無理なく映像化できるなぁとも。