
咲
@mare_fecunditatis
1900年1月1日
愚かな薔薇下
恩田陸
読み終わった
お盆は岐阜に行きたい。
物語のモデルとなった、岐阜の郡上八幡の郡上踊り。
「徹夜踊りはお盆を迎える週末、三日三晩に亘って繰り広げられる。夕暮れから明け方まで、わずかな休憩を除いて参加者たちがえんえんと踊り続けるのだ」
「不思議なんや、この祭りは。きっと、この磐座の地に宿ってる力を記憶しよう、取り戻そう、刻みこもうゆう祭りなんやろな。だらだらと続く踊りが、波が寄せては返すように、毎日少しずつ勢いを高めていって、徹夜踊りのあいだ、もっとも強いエネルギーを引き寄せる。そこに異形のものを出現せしめる。それが祭りなんや」
「肉体が消滅すれば、二人の意識は一緒にどこまでも行ける」
そう、二人はそうやって、肉体を離れて、ずっと一緒に、どこまでも行けた。
でも、だから、奈智は、ひとりぼっちで、遺されてしまったの。
