Okada
@tokdtr
2026年1月2日

斜陽
太宰治
読み終わった
解説によるとかず子の恋とマルクス革命への情熱は、同じ語彙で並置される。そこでは革命は社会変革の理想というより、恋と並列な救済幻想として描かれ、
革命思想を人間の私的な救われたい欲望の変奏として相対化することによるマルクス理論の批判だと捉えられる。
息子の薬物中毒もその延長線上に置かれる。作品中の恋、革命、麻薬はすべて、戦後の空白のなかで短絡的な救済装置として同列に描かれている。
太宰は金銭的に非常に恵まれた環境に生まれ育っていたようだ。
もし太宰治にお会いできたらきっと温和で上品な方なのだろうと想像する


