
きよ
@kiyomune
2026年1月2日
河合隼雄 物語とたましい
河合隼雄
読み終わった
年末に、東畑さんのカウンセリングの本を読んだので、新年1冊目には必ずこの本を読もう、と、積読の本棚から取り出した1冊。
私はずっと、物事のバランスは対比によって取られていると思っていたし、白と黒の対比の間は灰色で、そこにはあわいがあるだけだと思っていたのだけれど、日本の神様の在り方は"中空均衡型”――アマテラスとスサノヲの間には「何もしない」ツクヨミが、海彦と山彦の間には「何もしない」ホスセリがいるということ、その「何もしないけどある」ものでバランスが保たれていることなど、考えたこともない視点がこの本には目白押しで、「わかっている」と思い込んでいる己の不自由さにハッとさせられた1冊だった。
ないけどあるものを、しかと見つめて言語化するというのは、相当な観察眼が必要だろう。
解明と決めつけのアンバランスを気にすることなく、生きているよな、自分は。
