河合隼雄 物語とたましい
15件の記録
きよ@kiyomune2026年1月2日読み終わった年末に、東畑さんのカウンセリングの本を読んだので、新年1冊目には必ずこの本を読もう、と、積読の本棚から取り出した1冊。 私はずっと、物事のバランスは対比によって取られていると思っていたし、白と黒の対比の間は灰色で、そこにはあわいがあるだけだと思っていたのだけれど、日本の神様の在り方は"中空均衡型”――アマテラスとスサノヲの間には「何もしない」ツクヨミが、海彦と山彦の間には「何もしない」ホスセリがいるということ、その「何もしないけどある」ものでバランスが保たれていることなど、考えたこともない視点がこの本には目白押しで、「わかっている」と思い込んでいる己の不自由さにハッとさせられた1冊だった。 ないけどあるものを、しかと見つめて言語化するというのは、相当な観察眼が必要だろう。 解明と決めつけのアンバランスを気にすることなく、生きているよな、自分は。
nami 𓐃✈︎@____73r2025年8月31日読み始めた読み終わった「遠くを眺めること」「ひとは、とても忙しいこと」が顕著に描かれていて、偶然枕元にエンデのモモが置かれてあったので笑った。友人からいただいた、大切なモモ。河合氏のほかの読み物も読んでみよう。

ひつじ@mgmgsheep2025年5月31日読み終わった『モモ』と並行して読んでいたせいもあるかもしれないが、なんとなくエンデの物語とリンクしている部分を感じた。調べてみると対談本もあるらしい。 今回は随筆集だったが、やはり「物語」について論じている本をきちんと読んでみたい。


nogi@mitsu_read2025年3月15日かつて読んだ〝遊離した影は市場価値をもつようになる。かつて、伝統に守られつつ共同体の中に取り入れられた影の内容は、今日切り離されて売りとばされるのである。井戸端会議の内容はマス・メディアに乗せられ売られるのだ。前者の場合は、人間と人間との触れ合いがあった。活字化された影は、人間性を失い、時には強い破壊性を発揮する。影が市場価値をもち、昼間の生活があまりにも規格化されると、影の方まで規格化されるというナンセンスなことが生じてくる。それはもはや放馬ではない。自由なはずの放馬をそっと影であやつり、もうけている人間こそが影であろうが、人々は偽りの影に満足し、金を払っているようである。〟 p164「影の世界」より 寝る前にぱらぱらと付箋を貼っているところだけ読み直してみる。 STANDARD BOOKSのシリーズは、手軽に触れられてとてもいい。








