河合隼雄 物語とたましい

12件の記録
- nami 𓐃✈︎@____73r2025年8月31日読み始めた読み終わった「遠くを眺めること」「ひとは、とても忙しいこと」が顕著に描かれていて、偶然枕元にエンデのモモが置かれてあったので笑った。友人からいただいた、大切なモモ。河合氏のほかの読み物も読んでみよう。
- ひつじ@mgmgsheep2025年5月31日読み終わった『モモ』と並行して読んでいたせいもあるかもしれないが、なんとなくエンデの物語とリンクしている部分を感じた。調べてみると対談本もあるらしい。 今回は随筆集だったが、やはり「物語」について論じている本をきちんと読んでみたい。
- nogi@mitsu_read2025年3月15日かつて読んだ〝遊離した影は市場価値をもつようになる。かつて、伝統に守られつつ共同体の中に取り入れられた影の内容は、今日切り離されて売りとばされるのである。井戸端会議の内容はマス・メディアに乗せられ売られるのだ。前者の場合は、人間と人間との触れ合いがあった。活字化された影は、人間性を失い、時には強い破壊性を発揮する。影が市場価値をもち、昼間の生活があまりにも規格化されると、影の方まで規格化されるというナンセンスなことが生じてくる。それはもはや放馬ではない。自由なはずの放馬をそっと影であやつり、もうけている人間こそが影であろうが、人々は偽りの影に満足し、金を払っているようである。〟 p164「影の世界」より 寝る前にぱらぱらと付箋を貼っているところだけ読み直してみる。 STANDARD BOOKSのシリーズは、手軽に触れられてとてもいい。