
橘海月
@amaretto319
2020年8月20日
魔眼の匣の殺人
今村昌弘
読み終わった
#ミステリ
葉村譲と剣崎比留子は、ある日、オカルト雑誌に掲載された予言記事に関心を持つ。
その記事は、大阪のビル火災を正確に予言し、二人が遭遇した紫湛荘での事件を予言していたという内容だった。
手がかりをたよりに二人は田舎の村を訪れ、さらに「魔眼の匣」と呼ばれる謎の地区「真雁」へ向かう。だが橋を渡った屋敷にいるうちに、橋が焼けて孤立してしまう。その中で予言者だという老女サキミに
「十一月最後の二日間に、真雁で男女が二人ずつ、四人死ぬ」
と予言され…。
クローズドサークルものであり、不思議な老女や予言、描いた絵の通りに出来事が起こる少女…と、江戸川乱歩の世界のような時代も感じる。
ミステリと予言は相性が悪そうで、そこを巧みに利用した点はよかったが、謎解きはややごちゃごちゃで解決が示されながらもあれ?となってしまった。