
sr
@sr_orc
2025年3月10日

すべての、白いものたちの
ハン・ガン,
斎藤真理子
読み終わった
202503読了
途中まで読んで時間を置いてしまったけれど、怖い夢を見た夜に続きを読むことにしました。
『生は誰に対しても特段に好意的ではない。』という言葉にふと、時折心に湧く、何かへ抗うような、時にここから遠く離れたくなるような感情への、ひとつの理由を見つけたような気がしました。
生がこちらに好意的でなくても、自分自身の方に、生きることへ受け入れられたい気持ちが少なからずあるのだと思う。でないと、どうして生きていなくてはならないのか、根底を見失ってしまうから。
電子書籍で購入したので、紙の本で買い直して、本棚に置いておきたい。時折ふと手に取って、偶然に開いたページを読みたい。
『塩』『白木蓮』『幾千もの銀色の点が』『魂』の一節が好きです。
