今井
@shufuki75
2026年1月2日
世界99 下
村田沙耶香
読み終わった
この作品を読んで薄々分かっていたことが確信に変わった。妊娠出産育児はやはり人間がやるべきことではない。この作品は出産の為の家畜、人間家電という言葉が出てきて母親が虐待されている。主人公が学生の頃は母親を虐待し、結婚すると旦那に虐待される。そして次はピョコルンを虐待する。わたしは母親から虐待されていた被害者だと今まで思っていたがわたしも母親を人間家電として虐待していた。それに気がついて怖くなった。ちなみに主人公の父親や旦那も深夜まで働かされ社会から虐待されている。完全なディストピアである。だが現実はどうだろう?遠からず近からずだと思う。そしてもうひとつわたしがヒッとなったのな恵まれた人、クリーンな人、可哀想な人という区別である。クリーンな人たちは社会を変えようとする活動家などが社会に怒ったり感情をむき出しにするのはみっともないと思っている。差別はよくない、これは差別じゃないけど…と言い差別をしまくっている。恵まれた人たちが作ったこの社会をのうのうと生きることしか出来ない。それがどんな世界でも。こういうひとは今大勢いると思う。この作品は一見恐ろしいが現実もそう変わらないと気づく、それが一番恐ろしい。