
ユメ
@yumeticmode
2017年5月18日

そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート
はやみねかおる,
村田四郎
かつて読んだ
感想
多分、私にとって初めて読んだミステリ。今読み返しても子どもの頃夢中になった輝きがちっとも褪せることなくわくわくする。一方で、自分が大人になって初めて気づいたのは、教授のやさしさ。昔は常識知らずな名探偵という印象が強かったけれど、初対面できちんと見分けてくれたのが、亜衣たちにとってはアイデンティティの拠りどころになるような出来事だったのだな。みんなが幸せになれるような謎解きをする教授が隣に越してきた亜衣たちも、はやみねさんのハッピーエンドで終わるミステリを読んで育った私も、幸せな子どもだったのだなあと思う。

