
蟹投げ
@kaninage
2026年1月2日

言語化するための小説思考
小川哲
読み終わった
「本屋でウロチョロしよう!」としばらくウロチョロしていた時に、「もしかして今『言語化』という言葉のブームがきているのか?」と思い、言語化コーナーのなかにあって一番興味を惹かれたこれを選んだ。(読み返してて思ったけど、そらコーナーがわざわざ出来てたんだから流行り言葉なんだろうな。)
著者の小川哲さんの本は、最近『君のクイズ』と他に何か読んでいて、読みやすいのになんかすごいこと(なんかすごいこと)をしていて好感があった。あと、この書影には載ってないけど、どピンクの背景にとげとげの吹き出しでRHYMESTER宇多丸さんとか背筋さんとかの書評が並ぶ、上品ではないが手に取らざるを得んでしょうっていう帯にまんまと訴求された。帯を剥がすとこの書影にある通り品のある表紙が見えるので、Kindleじゃなくて紙の本を買うことにした。
で、まだ読み始めたばっかりなんだけど、序盤に出てきた“「ご都合主義」関連法”と“クリシェ使用罪”というワードにウケてしまったので一旦ここにメモする。
◯追記
読みおわった。
「当時の僕は便所サンダル関係者との対話を拒否していた」の一文にもウケちゃった。
たしかに自分は小説を読んでいて、思い込みの外に連れて行かれた時に、「読んでよかった」と思うことが多いなと思った。
全体を通して、読者に親切で、込み入った話がさも簡単な話かのように整理されていて、「なんかすごいことしてるな」というこれまでの感想はこういう部分にあるのかなと思った。
物事を解体して、整理して、構成して、ひとつにまとめて、解凍した時にまた新しい命題が生まれるみたいな作りで、面白かった。
