
プカオ
@panshg_0118
2025年5月29日
人間
又吉直樹
読み終わった
感想
紹介
一つの話として繋がっているはずなのに、第4章まであるこの小説の第1章ずつがまるで別の話を4編読んだかのような充実感を感じた。創作する事の苦しさ、そこで起きた創作でのタブーも自分は主人公とは別の立場ではあるのに強く感情移入してしまった。第3章での、自分が把握している様々な記憶も結びつけ方を変えることによって、喜びに充ちた物語にも暗澹たる物語にもなり得るかもしれないと主人公が感じた部分はかなり印象的で、自分の辛い記憶も幸せな記憶と上手く繋げることができれば良いものに変わるだろうなと思った。それができた時、そこでようやくコンプレックスやトラウマが克服されるのかもしれないとも感じた。

