人間

人間
人間
又吉直樹
KADOKAWA
2022年4月21日
13件の記録
  • yayano
    yayano
    @yaya7
    2025年8月6日
    主人公、いまのわたしと同い年の設定なのか、と積読から引っ張り出した。 読んでてだるい部分もひっくるめて、語りの力が物語を凌駕した。中高生のときのわたしに読んでみてと勧めたい。そのころ登場人物たちや又吉と同じく「人間失格」をお守りにしたように、「人間」をもお守りにしたかもしれない。言いたいことが思うように伝わらず腹が立つことがあっては夜な夜なページを開いて、影島の言葉を自分のものにしていったかもしれない。生きづらさを抱える人が、生きることに真正面から向き合って書いた小説が、おもしろくないわけないじゃん。わたしは永山にも影島にもシンパシーを感じながら読んだ。
  • umi
    umi
    @hontowatashi
    2025年7月20日
    ところどころ難しくて、全てを理解できたわけではないけれど、又吉さんの思考を覗き見た感じ。 影島(奥)のナカノタイチとのやりとりとか、永山とのバーでの会話とか、記者会見とか、読んでてちょっと苦しくなりながらもページを捲る手は止まらなかったし、高い熱量での心の叫びが言葉で溢れ出ている場面が印象的。 何者でもなくても、拙くても、それこそが人間だと、私だと受け入れることができれば。 「生きるために書いたから。」というあとがきが心に残る。
  • s_mona
    s_mona
    @Kwruuqq
    2025年7月13日
  • あさみ
    あさみ
    @asami0105
    2025年6月20日
  • ショウ
    ショウ
    @ss0808
    2025年5月4日
  • Sylvie
    @sylvie
    2025年4月13日
  • 猫
    @mao1012
    2025年4月5日
    「僕にはなんにもないんです、って。なんにもない感覚だけがあるんです。」 「なにもないということは全部あるということです。」 「なんかあると勘違いして、そのなんかに固執しているうちにずれ込んでいくんかな?」 何者かになりたいけれどなれない、ということはつまり、テセウスの船のように何者でもあるということなのかもしれない。 何者にもなれなくて良いという無自覚の強さ、という一節に強く惹かれた。そして、影島の会見には非常に共感できる部分が多かった。
  • ショウ
    ショウ
    @ss0808
    2025年3月16日
  • 私にとって図星をつかれるような作品だった。 弱さ・プライド・嫉妬・傲慢さ・空虚さのような、人間のじとっとした所が上手く書かれていた。 記憶というものは自分がそう思いたいという願いでしかないのかもしれない。人間は弱いから都合の良い風に記憶を作り替えて、知らず知らずのうちに自分を守っている。 私自身も覚えがあるし、恐らく人間であれば多かれ少なかれ覚えがあるはずの内容だった。 snsの普及に伴って、大衆の、数の暴力が顕著に出始めているとは感じていた。画面越しに誰かを殺したその手で、自分の子供の頭を撫でているのを想像しただけで頭がおかしくなりそう。みんな麻痺してる。みんな正義じゃない。みんな病気だよ。
  • りん
    りん
    @shukuta_
    2025年3月11日
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年3月10日
  • ごろ
    @gorogoro0531
    2025年3月9日
  • すずき
    @book-suzu
    1900年1月1日
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