
ユメ
@yumeticmode
2025年12月30日
プー横丁にたった家
A.A.ミルン,
石井桃子
読み終わった
感想
再読
はねっかえりのトラーが木から降りられなくなった話や、プーたちが橋の上から棒投げをして遊ぶ話、強風でフクロの家が吹き倒されてしまった話など、ひとつひとつのエピソードには確かに昔楽しく読んでいた記憶がある。
それなのに、なぜか最終話「クリストファー・ロビンとプーが、魔法の丘に出かけ、ふたりは、いまもそこにおります」に関してだけはすっぽりと記憶が抜け落ちており、こんな終わり方だったのかと衝撃を受けた。あるいは、幼少期の私には、まだこの最終話の切なさが理解できなかったのかもしれない。学校に通い始めたクリストファー・ロビンの世界から徐々にプーたちと遊ぶ時間が失われてゆくのは、とてもリアルな子どもの在り方だが、そこをふわりと魔法でくるんで描いているのが、作者A.A.ミルンの優しさなのかもしれないと思った。
