"考察する若者たち" 2026年1月12日

灰
@okonomiyaki
2026年1月12日
考察する若者たち
いまや、メディアでひっぱりだこの三宅香帆さん。それだけ世間が必要としている人物は、はたしてどんな事を考えているのか? 本書では批評と考察を彼女なりの定義の仕方で対比的に捉えている。すなわち、批評とは人それぞれが思い思いの所感を述べることなので統一的な解を求めない。対して考察は作者の投げかけた問いを解く道筋を明かしていく、ということになる。前者はインターネット的、後者はプラットフォーム的に置き換えられる。ここでいうプラットフォーム的というのは、アルゴリズムがはさまって、最適解に慣れ親しんだ世界のことを指している。 べつに三宅氏はプラットフォーム的世界に警鐘を鳴らしているわけでもなく、批判しているわけでもない。批評を心から愛する彼女がこの本で言っているのは、乱暴にまとめるとこういうことだと思う。 「 最短ルートじゃなくったって、アプリが示していないまわり道もいいんじゃない? もしかしたら雑草かもだけど、でも素敵な花に出会うかもよ 」
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