
ロトひろろ
@AI_authored_us
2026年1月4日
読んでる
諸悪の根源は出版社か?取次か?書店か?再販制度か?公取か?黒船のAmazonか?本を読まなくなった消費者か?
半年ほど前に話題になった本を今更読んでいる。
「飯田さんといえば、この前三宅香帆さんと『なぜはた』に関してバチバチしていたなぁ。」くらいの感覚で手に取った。
結論、別に誰も悪くない。あまりにもステークホルダー間の利害調整がうまくいっていないのだ。
町から本屋が消えていく、より大きく言えば本にまつわる構造的な問題の原因としては①再販制度(価格決定権が小売側にない)や、②見計らい配本や書店からの高い返品率をはじめとした物流の課題の2点がよく指摘されているが、この本では「書店は何と闘ってきたのか」を切り口に10程度の章で解説をしている。
既に多くの感想がネット上にあるので、ここではあまり触れられていなそうな点に関して、素人の戯言をメモしておく。
この本が出版されたのは2025年4月だそうだが、その後6月に経済産業省から「書店活性化プラン」なるものが公表されている。
そこでは「経営における効率化・省力化に関する課題」への打ち手としてRFIDの活用が言及されている。おそらく補助金を投入して今後普及させていくということなのだろう。
RFIDとは、ユニクロのレジで商品が魔法のように読み取られるアレを支えているものだ。このRFIDは、漫画を紙媒体で買っている人や一部の図書館ユーザーには既に馴染みがあるようで、漫画以外にも徐々に導入が進んでいるらしい。一方でこの技術の活用は書店レベルでは有望視されつつも前途多難なようで、誤作動やコストの問題などがまだ残っているそうだ。(要出典)
さて、僕は前から書店で購入した書籍を電子でも読みたいと思い続けてきた。
奥付にでも「PDF版はこちら!」なんてQRコードを案内してほしいと思い続けていた。それが無理なら袋とじでPDF版へのアクセスキーを配布してほしいと願っていた。
けれどどう考えても無理だ。売り手にとって面倒でコストはかかるのに、なにより本が売れなくなる。だって新品で買って電子でアクセスしたら、紙はすぐに売れば新品同然で売れてしまうから。
けれどRFIDの利活用が進めばどうなるのだろう?今は物流や在庫管理の最適化が導入の主眼だと思うが(つまり、消費者よりもサプライヤー側のメリットのため)、購入したらその情報がRFID経由で送信されて、それによってアクティベートされる形で電子版にアクセスできるようにはならないのか。レジを通した段階でRFIDを無効化しないでおけば、購入者が中古市場に本を流した段階の情報も収集できて、そのタイミングで電子版へのアクセスも無効にすることはできないのか。
有識者からすれば鼻で笑うような話かもしれないが、「紙か電子か」ではなく、1度の購入でどちらでも読めるようになる日が来れば良いなあと思っている。とどのつまり、ただの消費者の妄言である。


