
ロトひろろ
@AI_authored_us
外に出ると不機嫌になるから仕方なく部屋で読書をする、
消極的よみんちゅ
- 2026年4月11日
相続仮面 (PHP文庫)竹内謙礼,青木寿幸読み終わった真面目だけどふざけてる、相続エンタメ小説。 小説だと思って読んでも割と面白いし、相続の知識も得られる。 法定相続分は存在するものの、決められた枠の中で、相続税・所得税・当事者間の感情などの問題を調整して解決する様子がポップに楽しめる! 気になった方はぜひ! - 2026年3月28日
増補版 ガザとは何か岡真理読み終わったイスラエルがガザやヨルダン川西岸でいかなる蛮行をおかしてきているのかがよくわかる。僕みたいな初心者におすすめの一冊だ。(もちろんハマスも国際法違反を犯しているのだが、程度で言えばイスラエルの方が圧倒的である。) これを読んでいて国際法とは何なのだろうと思ったりした。 国家の内部では、法は暴力装置を背にして人を従わせる。 だが国際社会には、それに当たる一つの権力がない。 だからイスラエルのガザでの行為も、ロシアによるウクライナ民間人へドローンを使った攻撃も、違法の疑いが濃く語られながら止めきれない。裁判所の判断や逮捕状があっても、執行できずにそのまま政治の力によって黙殺される。 結局、国際法は世界を裁くフェアなものではなんでもないのだろう。それは、破られたあとに残る記録であり、非難の言葉であり、ときに弱者がすがる最後の拠り所に過ぎないのかもしれない。 - 2026年3月21日
羊をめぐる冒険(下)村上春樹読み終わった鼠三部作の中で、最も読みやすく最も読み応えがあると思った。 とはいえ、作品の内容を具体的に語るにしては、語れることが多すぎるし、しかしそれでは全容を語れないし、なにより僕の頭の中が整理されていない。だから特に話せることはない。 読後にえもいわれぬカタルシスがあったとだけ言っておこう。 村上春樹を読むのは一旦終わりにする。 - 2026年3月15日
羊をめぐる冒険(上)村上春樹読み終わった上巻を読み終わったところで意外な効用があった。 まず鼠三部作の三作品目になってようやく読みやすく(理解しやすく)なってきた。僕がこの文体に慣れたからなのか、村上春樹が分かるような文章を書いたからなのかわからないが。 そして前回から引き続き、主人公の生活の描写が細かくされている。やたら髭を剃ったり、シャツにアイロンをかけたり、ガスの元栓を閉めたりなどなど。 これが僕にとってとてもありがたかった。 というのも最近の僕は新生活に向けていろいろな準備をしているのだが、生活に必要な物品を購入する際には、頭の中で自分が生活する様子を想像して必要なものを考えている。ところが、これではどうしても抜け漏れが出てきてしまう。 でも村上春樹が細かく私生活の描写をしてくれるものだから、僕が買い忘れていたものを小説を通してリマインドしてくれるわけだ。 おかげで買い物が捗りそうだ。 - 2026年3月10日
1973年のピンボール村上春樹読み終わったノルウェイの森、風の歌を聴け、1973年のピンボールと読み進めている。 正直言ってモヤモヤしているところばかりなのだが、一旦気にせずに羊をめぐる冒険に行ってみようかと思う。 - 2026年3月7日
読み終わった知床旅行前の予習として読んだ。 この本は、知床博物館館長をされた中川さんが20年前に書かれたもの。知床の自然を、生態系というマクロな視点と個々の種の魅力というミクロな視点で紹介している。 知らないこともたくさん出てきて小学生の頃のような気持ちで驚きながら読めた。 データが古い部分は「今はどうなんだろう?」と調べながら読むのも面白かったので、古めの本を読むのもそれはそれで楽しいかもしれない。 知床旅行前には多くの人におすすめしたい本なのだが、一次流通では入手できず、中古でしか手に入らなかったのが気になる点。 今手元にあるものは、どうせ僕がドッグイヤーしすぎて売値がつかないのだし、何より良書なのだから今後も売らずに持っておこうと思う。 - 2026年3月3日
センス・オブ・ワンダーレイチェル・カーソン,上遠恵子読み終わったセンスオブワンダーと愛のお話 前半はレイチェル・カーソンが姪の息子であるロジャーくんと自然を全身で体験するエッセイだ。後半はそれを踏まえて4人の先生が「私のセンスオブワンダー」を語っている。センスオブワンダーとは、神秘さや不思議さに目を見張る感性のことだ。 前半では、ロジャーくんと母親代わりのカーソンが森や海を探検し、そこで小さな発見を繰り返して感動をともにする。自然への愛、ロジャーへの愛、自分の人生への愛というか喜びのようなものが綴られているように思える。 前半で面白い部分は終わりかと思いきや、後半もずっと面白い。福岡伸一の語るセンスオブワンダーは筆力があって特に好きだった。もちろん他の3人も引き込まれる文章だった。後半のパートが添え物になっていない。 僕のセンスオブワンダーの経験に大したものはない(僕は生物が大の苦手だ)が、5歳くらいの時に父親と潮干狩りに行ったことをふと思い出した。どこかの干潟で適当に素手でちょっと砂を掻けばアサリが獲れたのには痺れた。時間が経つと潮が満ちてきて、それが「月が海水を引っ張っているからだ」と聞いた時、目の前の水平線からズームアウトして小さな地球と月の関係を想像して圧倒された。持って帰ったアサリの中に小さなカニがいて、そんなところを棲家にする生き物がいるのかと驚いた。 思い返せば、両親は無い袖を振って僕に時間やお金をつかってくれた。大学院も終わり春から一人で暮らす僕は、そんなことを思い返したりした。 - 2026年3月3日
風の歌を聴け村上春樹読み終わった語り手の偏りを表現しているのかな? 続けて2回目を読んでみた。 OFF、ケネディー、不毛、風、夢、指、ものさし、猿、などの単語が違った文脈でたびたび登場したりする。 これは語り手の思考の癖みたいなものを表現しているのかなと思ったりしたが詳しいことはわからない。 この小説は時間軸がちょこちょこ変わるので、2回目をすぐに読み直してみるとかなり頭に入ってきやすかった! - 2026年3月2日
- 2026年3月1日
読み終わった白でも黒でもない状態をどれだけ受け止められるか? 白か黒かでものを語ろうとする愚にもつかない意見が幅を効かせるネット空間では、これは忘れちゃならんよなと思っていたが、これに近い話を小川先生はしているように思える。 小川先生曰く、ドラキュラは二項対立を超えた物語だそうだ。 ルーツはアイルランドなのかイングランドなのか? 生きているのか死んでいるのか? 人間なのか怪物なのか? 旧来の女性像なのか新しい女性像なのか? セラピーなのかケアなのか? こういう二項対立の間のグレーに位置するような描写が多数出てくるそう。 ドラキュラ原作を読みたくなった上に、新刊の東畑さんの「ケアとは何か」(タイトルはうろ覚え)に遂に手を出しても良いかもしれないと思った。東畑さんの本は話題になって気になっていたが読む理由が自分の中でイマイチはっきりしなかったので買うのを控えていた。これなら買っても良いかもしれない。 - 2026年2月28日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子読み終わったとてもよい!しあわせ!しあわせ!しあわせ! ここ最近、時間的にも心理的にもそんなに余裕がなかったので本があまり進まなかったが、とにかく良い読書体験だった。 端的に言うと、極めて質の高い児童文学作品、だと思った。もちろんこれは100%の褒め言葉。 未読の人は是非、ビジュアルをイメージしながら読んでみて欲しい。きっと素敵な体験になるはず! - 2026年1月26日
ノルウェイの森(下)村上春樹読み終わったおもしろかった。けれど、今さら「おもしろかった」で総括するのはどこか味気ない気がして、「ノルウェイの森にマイナスイメージを抱く人は、なぜそう考えるのか」を考えていた。 たぶん否定的に感じる人の多くは、主人公ワタナベの視点でこの世界を体験するというより、別の人物や別の時代の価値観からこの物語を眺めている。その結果として、不快感や違和感、否定的な評価を持つのだろう。 この小説は、世界をワタナベの視点に寄せて描いている。他の登場人物の視点が直接語られるわけでも、全知の語り手が登場するわけでもない。だからワタナベ以外の視点からワタナベの語る世界を読むと、違和感や不快感が生まれることにも納得がいく。 ともあれ、良い読書体験だった。村上春樹を読まないのが格好いいと思っていたこれまでの浅薄な自分に腹を立てている。 - 2026年1月19日
日本人の幸せ ウェルビーイングの国際比較内田由紀子読み始めた「日本人は幸福度が低い」というニュースは、それ自体は真なのだが、予言の自己成就的な悪さをしうる気がして幾許かの嫌悪感があった。そんな幸福度ランキングとやらを虚仮にしたくて手に取ったのがこの本。 ビバヘイトドリブン読書! - 2026年1月19日
- 2026年1月18日
科博と科学【NFT電子書籍付】篠田謙一読み終わった科博の館長が執筆している。科学を他の芸術と同様に文化として日本に根付かせたいという思いから始まり、博物館としての役割に話が進み、最後に科博としての実践的な取り組みを紹介している。 それにしても大学終わりに上野の博物館にふらっと立ち寄るのは気持ちが良い。先月は科博になんの気なく行ってみたが、ワニの生態に関する企画展が小規模ながらも中々に面白かった。独りでワニの背中を触れるという体験コーナーの列に並んでいたら、遠足で来館していたであろう小学生数名に割り込みをされた。どうしようもないクソガキたちは楽しそうにワニの背中を触ってどこかへ行ってしまった。 今週は東博か西美にでも行ってみようかしら。 - 2026年1月14日
- 2026年1月14日
完全教祖マニュアル架神恭介,辰巳一世読み終わったあまりにも露悪的な目次なので中身もそうなのかと思いきや、ちょけながらも真面目に話を進めていてビックリ🤓 この本はは「教祖になって尊敬もされたいしお金儲けもしたい!そのためには信者をハッピーにすることを目的とすべきで、それを体現する思想と実践を教えるよ!」という内容だ。 下に、本書の結びの文章を引用しておく。 『本書は伝統宗教から成功法則を抽出して作られた極めて科学的なマニュアルです。そんな本書が後世に名を残す方法を示し、あなたはその通りに実践してきたのですから、あなたの名が歴史に残らないはずがないのです。信じるのです。本書を信じるのです。信じる者は救われます——-。』 - 2026年1月12日
- 2026年1月11日
完全教祖マニュアル架神恭介,辰巳一世読み始めた教祖になる必要がある時の備えとして手に取った。 という冗談はさておき、目次からもう面白い。 「大衆に迎合しよう」「教えを簡略化しよう」「弱っている人を探そう」「異端を追放しよう」など、小馬鹿にした言葉が無数に並んでいる。 僕が一番惹かれるのは「既存の宗教を焼き直そう」だ。 宗教(この本は新興宗教が対象?)に縁もゆかりもない人は、この露悪的な本に大きな不快感を覚えることはないだろう。 そうでない人は、なる早でこの本で暖をとろう。早くしないと春になってしまう。 それはそうと、「完全◯◯マニュアル」というタイトルは発明だと思う。おそらく、完全自殺マニュアルが先駆けとなり完全教祖マニュアルが追随したことで、この形式のタイトルは、「触れづらい内容をポップに扱う」という暗黙のメッセージを読者に伝える役割を獲得したのだろう。 逆に「◯◯完全マニュアル」を考えてみて欲しい。「完全◯◯マニュアル」はダークな話題を扱っているイメージがあるが、「◯◯完全マニュアル」と聞けば、自分が書店のPC/実用あたりのコーナーに立って本を選んでいるイメージが湧かないだろうか? - 2026年1月11日
すべての、白いものたちのハン・ガン,斎藤真理子読み終わった僕はレイトマジョリティか何ならラガードかもしれないが今さら単行本で読んでみた。 テーマは「白」や「死」で良いと思う。だからこそ補助線として「黒」や「生」などに着目すると味わい深いのではと思ったり。 そしてこれらは対立関係ではなく、相補的な関係として読むのが良いのだろう。 きっと少なくない人がこの本の特徴として余白で語っていることを挙げるだろう。文意の余白やページの余白で、言葉にするより鮮やかに伝わってくるものがあった。そういえば水墨画も余白が大事なんだっけ、などと読みながら気を散らしたりもした。 文庫本の解説やネットのレビューを見たい気もするが、今回は見ないで自分の感想だけを心に留めておくだけでも良い気がしている。そういう類の本だと思っている。
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