
aharenamono
@aharenamono
1900年1月1日
世界99 下
村田沙耶香
読んでる
リーダーとは、立派で崇められているようでありながら、大衆に支配されている存在なのではないか
私と白藤さんの関係を一言で言うなら、「妥協」だった。生きていくための妥協。それが、私と白藤さんを繋いでいた。
どこまでが私なのか、どこまでが奏さんなのか、どれが世界に言わされている言葉で、どれが自分を存在させるために世界に媚びた服装で、本当に自分から発生している自分なのか、わからないまま、まるで「自分」の核心が自分の内側に存在しているかのように、笑い、視線をかわし、言葉を交換する。

