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@bunkobonsuki
2026年1月4日
痴人の愛改版
谷崎潤一郎
ハイカラを志すサラリーマンこと譲治は、少女ナオミと同棲する。西洋人のような顔立ちと体を有する彼女に譲治は複雑な想いを寄せながら、やがてナオミに隷従する道を選ぶ。
譲治は先進的を自負しているが、そのハイカラぶりはどこまでもエセが付きまとう。英語は覚えていても西洋人の女性に近づけば慌てるし、ダンスもろくに踊れなくなってしまうのだ。
一方ナオミは中々英語を覚えられずにいたが、その奔放ぶりが強まるにつれて自然に英語を覚え、西洋人との付き合い方も譲治を上回っていく。
「教訓になると思う人は、いい見せしめにしてください」
小説の最後に譲治はこう述べている。私はこの物語に、以下の教訓を読み取ろうと思う。
青は藍より出でて藍より青し。


