痴人の愛改版

51件の記録
- RIYO BOOKS@riyo_books2025年8月30日読み終わった君、君、盲人蛇に怖じずとは君のことだよ。そりゃあ成る程、君に取ってはこの女は世界一の宝だろう。だがその宝を晴れの舞台へ出したところはどんなだったい?虚栄心と己惚れの集団!君は巧いことを云ったが、その集団の代表者はこの女じゃあなかったかね?自分独りで偉がって、無闇に他人の悪口を云って、ハタで見ていて一番鼻ッ摘まみだったのは、一体君は誰だったと思う?西洋人に淫売と間違えられて、しかも簡単な英語一つしゃべれないで、ヘドモドしながら相手になったのは、菊子嬢だけではなかったようだぜ。
- ハンク@lardenkaizer2025年6月4日かつて読んだナオミに振り回されるおっさんの話。谷崎作品といえば、と聞かれるとベタだけど挙げてしまう。読んだのは随分前のことになる。するすると読める中毒性のある文体と、癖のある登場人物に圧倒され、気づけば読了していたという記憶がある。
- 敗荷@sibue_fjodor_2025年5月27日読み終わったあの若島正先生が一番好きな小説は痴人の愛とおっしゃっていて、その時は意外!と思ったが、いざ読み終えるとどこか理解る気がする。エンタメvs純文学、という二元論を超えた先にある作品だな、と。
- ぷぅ@puu_09202025年3月19日読み終わったとてもゾクゾクした。思ってたドロドロではなくて、西洋が入ってくる、そこに性的なものを含む小説であった。あまりこのような時代の小説を読んだことがなかったため、谷崎のような作家による時代風刺を込めた作品を読んでみたいと思う。とはいえ、愚かな男だなぁと(感想が薄くなったねぇ。)どこまでもどの時代も男は愚か...
- 藤松@seu_ng162025年3月7日かつて読んだこれさぁ!!!男女で好みめちゃくちゃわかれるよね!?女の自分はイライラしかしやんかった笑 これを読んだ男性の方、ナオミと譲治に対してどう思ったか聞かせてほしいよ
- 夏しい子@natusiiko2025年3月7日かつて読んだナオミには呆れたけれど面白かった。 最後の方は譲治が可哀想になってくる。 けれど譲治はナオミがいれば幸せなんだろうな。 ナオミの言葉遣いの酷さが女として「無いな」と。 ダンスに行き出した頃から、ナオミはもう何をしても譲治は自分を捨てられないと悟っていたんだと思う。