
潮屋モロウ
@Shioya_Morow
2026年1月4日
アルジャーノンに花束を新版
ダニエル・キイス,
小尾芙佐
買った
読み終わった
私はチャーリイではなかった。
最近様々なことがあり消耗していたため手に取った。
この本の前書きには著者であるダニエルが「私はチャーリイ・ゴードンです。」といっている。この本の読者は自分をチャーリイになぞらえる事がある。
しかし私は自分自身をチャーリイになぞらえる事ができない。これは私自身が経験や成長がなく人間性が浅いからだと思う。
この本の中で印象深いものとしてパン屋でのチャーリイの扱いがある。主人公のチャーリイは知能が上がる前、パン屋の同僚からいじめられたりコケにされたりしていたが、知能が上がったあとは周りから拒絶されその席を追われる。その後知能が下がり、またパン屋で働くことになるが、事情を知らない新米のクラウスにいじめられる。しかしそのときはチャーリイを元同僚が助けてくれる。なぜ助けてくれるのかは読者の解釈に委ねられる箇所だと思うが、私がチャーリイだったとしてら、知能が下がったあと同僚は助けてくれなかっただろうと思うし、そう思った時点で私の人間性はそこまでなのである。
またこれを読んで思うに、読書とはこのような自分の浅さを知ることのできる最善の方法である。自分が体験することができない、できそうにないことと、それをして成長する人間を描くことは、浅はかな自分の人間性を気付かせてくれ、人生をよりよいものとさせてくれる。私にとってこの本はそのような本であった。
