
amy
@note_1581
2026年1月4日
Jホラーの核心
鈴木潤
読み終わった
感想
ハヤカワ新書で気になっていたやつ
ホラーは何を恐怖の対象とするか、恐怖の対象をどう描くかでその作品に何が込められているのかを表現している
恐怖は差別や偏見の源泉になりやすく、だからこそ取り扱いに注意を払わねばならない
昨今またブームが再興しているJホラーについて、Jホラーの歴史や用いられてきたモチーフを取り上げながら、そのモチーフがどう使われてきたのか、それはJホラーにどういう影響を与えてきたのか、それが今のJホラーの再ブームにどうつながっていくのかを論じている
私としては第3章の「女性」が特に気になっていた。Jホラーは女性の幽霊が恐怖の対象として出てくることが多い
なぜそれは女性なのか、なぜ髪が長いのか。恐怖の対象としての女性は何を浮かび上がらせているのかを分析している
こういうジェンダー的側面からモチーフを分析したり解釈したりするのはいずれの分野でも挑戦する価値はあるだろうが、恐怖の対象としての数の非対称性からするとやはりホラーで行うことは有異議なものだと思われる


