
さくら🌸
@lily_sakura_
2026年1月4日

マリエ
千早茜
読み終わった
40歳を目前に夫から「恋愛がしたい」と離婚を切り出された主人公・まりえ。結構暗い話なのかな?と思ったけど、驚くほどまっさらで爽やかな話だった。巻末に収録されてた千早さんと金原ひとみさんの対談で、千早さんが「悩んでいる人に、離婚がひとつのポジティブな選択肢になればいいなと思っています」と仰っていたように、まりえも、離婚経験のある千早さんや金原さんも、とてもスッキリされているようで、全然不幸なんかじゃなかった。作中でマキさんが「あたしたちの世代は、女は離婚するとみんな不幸になった」と言っていたけど、まりえは全くそう見えない。しかし、現代であっても「結婚は女の身売り」だと婚活をする女性もいて、確かにまりえが離婚してもスッキリして楽しそうなのは、会社でもそこそこの地位にいて、コロナ禍に突入してもまとまった収入があるからだよなあとも思った。でも「他人に幸も不幸も決められたくなかった。」と言うまりえはかっこいい。
「結婚しなくても、恋愛しなくても、生活や老後の不安なく生きていける社会が正常なんじゃないですか。」(p.256)というまりえの言葉が、現代社会への強いメッセージだと思った。


