kubomi "観察力の鍛え方 一流のクリエ..." 2026年1月4日

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2026年1月4日
観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか (SB新書)
読み終わった直後に「観察力を高める」という、本書の再編集版が出ていたことを知った。 📝僕らは、「感情」のフィルターを通して観察をする。そのとき、感情の扱いには注意が必要だ。なぜなら、自分の感情は周りから選ばされているにすぎないからだ。人は、怒っているときには、怒るべき対象がある、と思いがちだが、そうではない。怒る対象を探している。原因と結果が逆になっているのだ。このように、感情が観察を阻害していることがある。そんなときは、思考を一回止めたほうがいい。そして複数の感情をもって、対象を見るクセをつけるようにするのだ。 📝いい観察が行われると、問いが生まれ、その問いから仮説が生まれる。そして、次の新しい観察が始まる。その繰り返しによって、対象への解像度は上がっていく。 📝人間は、身体の全てを使って、世界を感じとっているが、言葉だけが意識的に使えて、コントロールできる道具だ。言葉にするからこそ、暗記をして、整理することができる。言葉にして頭の中で整理するからこそ、解像度が上がる。言葉とは、人間が唯一、時空間を超えて、携帯できる武器だと思っている。見たものをとにかく言葉にする。言葉にしていると、自然と問いが浮かびあがってきて、仮説が生まれる。 📝事実と自分の感想を分ける練習は、観察力を鍛えるうえで重要だ。自分の解釈、感想を、事実と思ってしまうと、観察は止まる。そして、その勘違いは、かなり起きやすい。 📝「見ているようで見ていない」から脱却し、観察力を上げるための第一歩。それは、まず「言葉にしてみる」こと。見ているものを言葉に置き換えることで、仮説が思い浮かびやすくなるだろう。 📝失敗の姿が多様なことと、失敗する確率が高いことは別である、と知ることだ。思い浮かぶ幸せの姿が1%で、残り99%が失敗の姿だとしても、確率99%で失敗するわけではない。思い浮かぶ失敗の姿の多様さに、そればかりを想像して行動を控えがちになってしまうが、いざ動いてみるとあっさりと実現し、拍子抜けすることは多い。 📝未来がわからないと、人は不安を感じる。一方で、その不安は未知のものへのワクワクにもなり得る。バイアスについて学び、バイアスを武器にして、現実を見る準備ができていると、同じものをみても、不安ではなく、ワクワクできると僕は考えている。 📝感情とは、勝手に自分のところにやってくるのではない、ということは知っておいたほうがいい。自分でその感情を選んでいることに意識的である必要がある。そもそも感情は扱いづらい、人類の叡智が詰まったツールだ。 感情を理解すると、自分の状態を知ることができる。感情とは、自分が今、何に注意を向けているのか、を自覚するツールだということができる。 📝感情とは、意思決定を素早くするための道具でしかない。あなたの感情は、無意識に、思考の癖で、自らが選んでしまっているものだ。そうではなく、自分で自由に選べるものだと思うほうがいい。感情があなたを襲うのではない。自分で選ぶのだ。 📝行動を変えようと意気込んでも、簡単には変わらない。それよりも、感情を観察して、今注目していることを手放すと自然と感情が変わって、行動が変わる。感情は自分の心の中にある。でも、見ることができない。だから、観察が何も始まらない。足がかりとして、知識を使って、自問をすることで観察が始まる。 📝40歳になったときに、なぜ論語で「不惑」というのだろうかと考えた。自分は惑わなくていいような正解を知らないと思った。でも、ふと、そうではないかもしれないと気づいた。あれが正解かもしれない、これが正解かもしれない、と惑わなくなる。それは、絶対的な正解を手に入れるということを意味しない。まったく逆で、「わからないこと」「あいまいなこと」を受け入れられているから、惑わず、なのだ。正解を思い求めるのをやめること。 わからないに向き合い続けるのが、不惑、40歳頃なのだ。 📝相手のために、何をするか、できるかではなく、相手のためにどう「いる」か。いることについて考えていると、「いる」の中には始まりも終わりもないと気づく。「いる」という状態があるだけだ。 正解主義の中にいると、過去と未来にこだわる。それを手放し、あいまいさを受け入れると、今だけになる。すると、自然と今に集中することができる。 📝対象への愛がないといい観察ができない。愛さえあれば、時間はかかるかもしれないが、いい観察ができる。そして、いい観察ができると、より愛が深くなる。 対象を判断せずに、観察をし続けるというのは、時間がかかる。判断をしないのだから、終わりがない。どうしてもすぐに判断をして、行動をしたくなる。変化を促したくなる。それに堪えることができるようにするのは、相手への深い信頼にもとづいた愛だ。
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