はぐらうり "文學界 2025年 12月号" 2026年1月6日

文學界 2025年 12月号
芥川賞候補となった久栖博季『貝殻航路』。 実際にある貝殻島(Google MAPで見られる)の灯台は、実際に点灯が復活し、廃墟ではなくなったということなのだろうか。日本が作って、ロシアが直している。 事実が基になっている部分が多いので、ノンフィクション的な要素も多い。北方領土とアイヌを扱っているが、アイヌのほうはあまり重点的には扱われず。こちらももっと読みたかったけれど、それは個人的な関心の強い方向だっただけ。 全体的に美しい物語で静かに時が流れる。でも、抱えている問題は多い。当事者性も必然性もある感じ。割と好きな文体でもあるので、芥川賞候補になったことで広く読まれていくと良いなと思う。
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