まよよ〜ん "傷の声" 2025年12月30日

まよよ〜ん
@mayo12
2025年12月30日
傷の声
傷の声
齋藤塔子
まずはこの著者にご冥福をお祈りします。 そしてこの本は、病に苦しんでる当事者以上に、 関わる医療者、そして健全者に是非知れ渡って、これが当たり前の世界であり、常識なんだと認識していただきたいです。 体力や気力はもちろん、 魂を命を削って書いているのが文章でも伝わりました。怒りのパワーを源に、そしてそれが医療者に届く小さな希望を夢見て、執筆作業をしていたのかなと思い馳せてしまいました。 病として葛藤と苦しみを持つ著者の実体験がまるで日記のように、我々に送る手紙のように綴られてるような内容でした。フランクなその文章がもし身近にこの方がいたら私もこの人の人柄を好きになっていただろうなぁと思います。 著者と同じように私自身も自傷行為に依存し、od、リストカット、そして閉鎖病棟に今も入院している当事者として思ったのは、この本は私達のような当事者がターゲットはなく、そういった人達に関わる医療者、そして健全者に向けられてるなと思いました。 もうこんな分かりきった事を、辛い助けてと仲間のsosを、医療者があたかも新しい発見を見つけたかのように興味深いような目で観ているのが伝わってすごく切なくなりました。その新しい発見は当事者からしたらもう当たり前の事で、今まで精神病だからと声を聞かなかったのがやっと届いたんだと。 虚しい。でも確かにこの本は、少なからず私の病院の医療者には届きました。
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