
🦈
@Lore_Link
2026年1月6日
車輪の下で
ヘルマン・ヘッセ,
松永美穂
読み終わった
p.204
木の梢が切られると、その木は好んで根っこの方に新しい芽をつける。それと同様に、花盛りの時期に病気になり、損なわれてしまった魂は、しばしば人生の初めの春のような時期、予感に満ちた子ども時代に戻ってゆく。そこで新しい希望を発見し、中断されてしまった人生の糸を新たに結ぶことができるかのように。根っこに出てきた芽は潤いも多く、急速に成長する。しかしそれは見せかけの生命であって、決して一本の木になることはないのだ。


