
ちくわ
@stuntman-kent
2025年12月31日

氷 (ちくま文庫 か 67-1)
アンナ・カヴァン,
Anna Kavan,
山田和子
読み終わった
ジャイアンとスネ夫の嫌な部分を一晩煮込んで取れたアクを飲まされるような、それでいて夢か現実かわからないバッドトリップ感もあって、読むのにだいぶMP消費されるすんごい変なお話だった。
迫り来る氷とマッチョイズムから逃げ回り、追い込まれて無に還ろうというその瞬間に灯った、僅かに残った人間の愛、道徳心。本書が傑作と評されるのはやはりこのお話の終着点があるからじゃなかろうか。
