綾鷹
@ayataka
2026年1月7日
子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本
フィリッパ・ペリー,
高山真由美
話題になっていたので読んでみた。
当たり前のことばかりだが、自分に余裕がなくなると感情的になり、それが子供にも影響することはあり得る。
常に意識するとともに、反省すべき対応をしてしまったら、素直に子どもに謝るという姿勢を持ちたい。
・子育ての核心は、子どもとの関係にあります。人が植物だったら、親子関係は土壌です。親子関係は人という植物を支え、育み、成長させ、場合によっては成長を妨げます。いざというときに頼りになる親子関係ができあがっていなければ、子どもの安心感は損なわれてしまいます。あなたと子どもとの関係は、子どもにとってしやがては子どもの子どもにとってもー力の源となるべきものです。
・子どもは、親が言うとおりのことはしない。親がするとおりにする。
・子どもは何歳になろうと、あなたがその子どもに近い年齢だったころに経験した感情を、体感できるくらいはっきりと思いださせる
・もしあなたに頭のなかで自分を責める癖があるとしたら、あなたの子どもも同じように、有害なその癖を身につけている可能性があります。
・人間は常に変化し、成長します。とりわけ子どもはそうです。だから判定して断ずるよりも、あなたが目にするものを表現し、高く評価する言葉を口にするほうがずっといいのです。たとえば、こんなふうに言いましょう。「あなたがその計算にすごく集中しているのが、とてもいいと思った」。
これはただ「算数が得意なのね」と言うよりずっといいのです。同様に、単に「いい絵だね」と言うのではなく、「よく考えて描いてあるね、感心したよ。家が笑っているみたいに見えるところが好きだなあ。楽しい気持ちになれる」と伝えましょう。
・乳児は100パーセント感情だけで生きています。感情の固まりと言ってもいいでしょう。私たちは子どもが感じることをすべて理解できるわけではありませんが、ときには子どもが落ち着くまで長い時間をかけてなだめなければならないこともあります。これは子どもの心の健康の基礎を築くために、愛情をこめてすべき仕事です。生まれて最初の数年のあいだ、親が子どもの感情に真剣に向きあい、共感を示しつつ受けいれれば、その子は何かいやなことがあってもいずれ好転すると思えるようになります。
あなたが子どもの感情に敏感に反応すれば、子どもは自分の感情との健全なつきあい方を覚えます。それがどんな感情であれ極度の怒りや悲しみであれ、穏やかで落ち着いた充足感であれ、溢れんばかりの歓喜や寛大さであれ!うまく扱えるようになります。
・親からなだめられた経験が充分にあると、楽観的になれて、抑鬱や不安の影響を受けづらくなります。心の健康を害することを完全に避ける方法はありませんが、どんな感情を経験しようと受けいれてもらえる、どんなにいやな気持ちになろうとそれはいずれ過ぎ去ると教えられていれば、確実に助けになるのです。
・子どもが必要としているのは、親が自分の感情の受け皿になってくれることです。つまり、あなたがそばにいて、子どもが感じていることを知り、受けいれ、それでいてあなたが圧倒されることはない状態です。これは心理療法士がクライアントに対して取る態度と同じです。
受け皿になるとは、子どものなかにある怒りを目の当たりにし、なぜ子どもが怒っているのかを理解し、場合によっては子どもの代わりにその怒りを言葉にして、怒りを表現する適切な方法を示すことです。怒りに対して罰を与えたり、親のほうが圧倒されたりしてはだめなのです。ほかの感情についても同様です。
・その決心はよかったのですが、ときには後悔するようなこともしました。そういう行動を取ったときに、もし自分でハッとしたり、あとになって気がついたりしたら、必ず娘に謝るか、考えや行動を変えるようにしました。娘の父親も私も、自分の行動が役に立っていないときにはそれを改め、どこでしくじったのか、姫に打ち明けました
・これから親になる人や、すでに親である人にとって、一番いいのはものごとを長い目で見ることです。つまり、乳幼児や学童やティーンエイジャーと関わることを、食事を与えたり清潔にしたりといった片づけ仕事のように見なすのではなく、彼らを最初から人として、一生のあいだ関係の続く相手として捉えるべきなのです。
・親から離れるペースが自分に任されていると、子どもが不安を感じてまとわりついてくることはありません。夜別々に寝るときも、保育園に1人で置いていかれるときも、ほかのどんな状況でも同じです。親は「そっと押し」て、子どもがこうした状況を受けいれられるように励ますことはできますが、子どもの自立を急かしすぎると親子関係にダメージを与え、修復が必要になります。親にとっては自立を励ましているつもりでも、子どもにとっては突き放され、罰を与えられていると感じられることもあるのです。子どもが自分のペースで親離れするのをじて、親のペースを押しつけるのはやめましょう。
・大人もそうですが、子どもは選択の余地が大きすぎると圧倒されて固まってしまいます。選択肢は多いほうがいいと思うかもしれませんが、心理学者のバリー・シュワルツがおこなった実験によれば、そうではありませんでした。彼の発見によると、人は30種類のチョコレートが入ったボックスよりも6種類のボックスを喜び、自分が選んだチョコレートへの満足度も後者のほうが高いそうです。あまりにも選択肢が多いと、間違った選択をしてしまうのではないかと不安になるのです。
西欧の平均的な子どもは150以上のおもちゃを持っていて、さらに毎年70個を新たにもらうそうです。これでは子どもは圧倒されてしまいます。これだけの量のおもちゃがあると、何か1つのものにじっくり集中することができず、せわしなく次から次へと別のおもちゃで遊ぶことになります。買い与えようとするのはたいてい両親で、そうすれば親が相手をしなくても勝手に遊んでくれると思うようですが、そううまくはいきません。
・子どもを上手に遊ばせるには
・集中している子どもの邪魔をしない。
・幼い子どもがあなたと遊びたがったら、子どもがやりたいことに最初にしっかりつきあう。子どもが遊びに没頭してあなたを必要としなくなったら、そっと身を引く。
・少し大きい子どもの相手をする場合、子どもが何をして遊んだらいいかわからずにいても、毎回親がリードしようとしないこと。子どもが退屈していたら、子どもを頼し、「きっと何か楽しいことを見つけられるよ」と伝える。退屈は、創造に不可々です。
・ボードゲームやカードゲーム、スポーツ、カラオケなど、あなたも一緒に楽しめる活動のための時間を確保しておくこと。
・さまざまな年齢の友達と遊ばせること。
・あなたは自分の行動をどう説明しますか?いつも他人に敬意を払っているでしょうか?他人の感情を思いやることができますか?あなたの「良いおこない」は心からのものですか、それともただマナーを守っているだけでしょうか?表面上は人あたりがいいのに、陰で悪口を言ったりしていませんか?厳しい競争社会で行き詰まっていませんか?どんな行動であれ、あなたは同じ行動を取るようにと子どもに教えているのです。
・あなたの仕事はお手本となる行動を取ることです。子どもやほかの人々に対して等しく親身な態度で接し、子どももそれに倣ってくれることを願うだけです。社会に適応できるように、子どもが身につけるべき4つのスキルがあります。
①ストレス耐性
②柔軟性
③問題解決能力
④相手の視点で物事を捉えられる能力
これを先ほどの例にあてはめてみましょう。①娘が買物から帰る途中に座りたがったとき、私は早く家に着きたいと思って感じたストレスをやり過ごしました。②家へ向かう速度について期待値を変え、柔軟に対応しました。③娘が休憩を必要とするのを受けいれることで問題を解決しました。④どうして休みたいのか、娘の視点から考えました。
・より良い行動のために
・子どもへの決めつけをやめて、自分の気持ちを明示する
・あなたの決断が事実にもとづいているようなふりをしない。実際にはあなたの感情や好みにもとづいているのだから
・親子は敵ではないのだということを忘れない
・支配するより、協力して、意見を出しあう
・誠実さの久如は断絶を生む。あなたが誠実になることで関係は修復できる
・子どもは自分がされたことをする
・10代後半の子どもを下宿人だと思ってみる
10代後半の子どもに対してどこに境界線を引くべきか迷ったら、子どものことをあなたの家に住む下宿人だと想像してみましょう。家のルールは変わりませんが、境界を示しやすくなります。
・あなたの荷物は廊下ではなく自室に置いてもらえるとうれしいです
・12時までに帰宅してください。あなたが遅く帰ってきて物音で起こされるのではないかと思うと、私は熟睡できません
・食器を自室に放置されるのは困ります
・洗濯機はいつでも自由に使ってもらってかまいません