うみのいろ "タイム・オブ・デス、デート・..." 2026年1月7日

タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース
ついつい窪さんの作品を読みたくなり手に取った。団地の中で小さな世界で生きている女の子。本当にそこしか知らなくて、他には何も持っていない視点で進むのがすごいなあ。しかし、表紙にある「いつか死体が見たい」というのが、誰もが抱えていそうなただの興味だけなく、生々しく提示されたときの生きている側の葛藤に近いものがなんとも。お姉ちゃんのいつかここから抜け出すという覚悟も、未熟な女の子の全身で抱える悩みも、痛みを伴った凛とした温かさのぜんじろうさんも、ぜんぶ大切に今を懸命に生きたくなった。
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