うみのいろ
@trz-sea
- 2026年5月22日
乱れる海よ小手鞠るい借りてきた読み終わった「生まれてきたからにはこれだと言える仕事があるはずだ」という言葉に惹かれて。作家の視点、記者の視点、そして、仕事をした者の視点。素晴らしい作品に出会えた〜最後に、編集からの言葉で確かに美化されたものではなくなり遠くただ実際に起こった事件として捉えられた。裁判でもあったように、今読むとなぜそこまでしてアラブのために悲惨なことを、と、思うが、最後に掲載されていた遺書から悠々と漂うように真っ直ぐに信じるものが伝わってくる。今の私と同い年、精神と肉体を鍛え上げ、深く深く潜り込み、戻ることはない船に乗った彼を忘れない。 - 2026年5月20日
夏日狂想窪美澄借りてきた読み終わった窪さんの文章がたっぷり読みたくて借りてみた。本当にどっぷりと浸って、こんなにも素晴らしい小説に出会えてよかったなあって思ってる。眩しい「器量よし」な幼きころから激動の時代を生きた人生そのもので、長い長い時をかけたけど、でも足りないくらい濃く、夢に恋に戦争にそして愛に、愛にとにかく満ちていた。息子が亡くなった時、夢を諦めた時、大きな瞬間があっさりと文章で綴られているけれど、なのにそこでしばし止まって情景が浮かぶのがその隙間が好きなのかもしれない。水本のモデルとなった詩人の詩が読みたい、愛し続けた人の文章が読みたい。ああまだ余韻の中にいて、どっぷり浸っているらしい。 あとやはり戦争はしちゃいけない。と強く思う。そしてちゃんと生きよう。夢も叶えて、恋もしよう。 - 2026年5月13日
「女子」という呪い雨宮処凛借りてきた読み終わった女のという性別に生まれたからには読んでみたかった本。 うーん確かに分かる分かる〜と思いながら読み進めフェミニストって気取ってそうって思ってたことも、ある種呪いだったのかとふと気づかされる。 この世界で生きてきたからには、「勝手にリングにあげられ勝手に期待される」に代表される理不尽や生きづらさは逃げられないけど、呪いを解く方法は男女問わず「性別を入れ替えて仮定すること」というのは非常に理にかなっている。諦めるんじゃなくてまずは自分の中だけどフェミニストを始めよう。 - 2026年5月3日
マリエ千早茜借りてきた読み終わった「結婚」がずいぶん身近になる年齢で、つい、読んでみたくなる見出しであり…。 結婚ってしなくてはいけないもの?実際いいもの?その選択を失敗したらどうする?などぐしゃぐしゃになっていたが、「どう生きたいのか」そのものを考えさせてくれたように思う。 かっこいいマキさんも、元夫も、由井くんも、本田さんも、それぞれに模索しながら生きていて、こうみるとどの人生も失敗じゃなくてゴールもないのが当たり前だと気付かされる。形として決めるんじゃなくて、どう在りたいかをもっと考えないといけないんだと感じた。 - 2026年5月3日
いつか月夜寺地はるな借りてきた読み終わった昼便の長距離バスの中で一気に読んだ。 物語の最後の方でもあったけど、本当に長い時間が流れているように感じで、みんなが自分の道を選んで成長していて、でも強制されるでもなくただ一緒に歩いて人生の水溜りみたいなところでゆっくり見つめ直してるようにも感じた。面倒だと思いながらも熊を慈しんでいる有希子さんも、じゃあ付き合ってと言われても答えられなかった實成も、面倒ごとが放っておけない松江さんも。この物語で生きている人たちのように、自分のためじゃなく、でも相手のためでもない、そんな歩き方ができたらいいな。 - 2026年4月30日
- 2026年4月17日
ガーデン千早茜借りてきた読み終わったタイトルの通り緑生い茂るガーデンの装丁がどこか息苦しい不思議な本。ずっと自分のガーデンを聖域のように守っている生き方が、初めは共感もできるように感じた。他者には踏み込ませないラインがあることは私自身も思っていた部分でもあり、それをたっぷり時間かけて、抱えられる物以外を排除し傷つかないようにしたお城でそれでは手に入らないものが多くあることを実感させられるようで、うわああと頭を抱えたくなった。区切って関わること、都合のよい人としか関係を持たないことは生きやすいが、それもまた息苦しいのかもしれない。 - 2026年4月15日
わたしたちに翼はいらない寺地はるな借りてきた読み終わったやはり挑戦心が薄いので見つけた作家さんの本を手に取りがち。 それにしても出会えてよかったなあと思う。 なんてことない学校生活がうまくいかずに憎しみを抱いた経験がある人は読んでみてもいいなあと思う。 私も何度も何度も何度も思ったこいつを先にやってからサヨナラしよう。どこまでも追い詰めてからサヨナラしよう。とそんな形は違えど感じたことのある人たちのお話。「乗り越えて幸せになった」そんなよくあるお話じゃない、そんな加害者のためのお話にはしたくないという言葉にも心の奥深くが共鳴するようだった。そして、これからは依存させなかった強さも新たに持っていきたいと思った。 - 2026年4月7日
- 2026年4月3日
ガラスの海を渡る舟寺地はるな借りてきた読み終わった何でもある程度できるけど、なにか特別になれない妹と、何でも器用にできずに普通になれない兄のぎこちなさと、でも日常に当たり前に存在するそっとした愛おしさにじんわり温かくなった。繊細なガラス細工への心のこめかたとか、はじめは硬くてジャリジャリしてても混じって溶けて整えて、思った通りにはならない人間関係が重なって、ゆっくり時間をかけて、キレイでなくても美しい人生をつくるのだ〜と思うなど。 - 2026年3月28日
- 2026年3月28日
雷と走る千早茜借りてきた読み終わったこれまた綺麗な装丁に惹かれて。まるでその地にいるような、暖かな風に、強い日差しに、犬のしなやかな筋肉まですべてに触れて感じるような素晴らしい文章に惹き込まれる。鮮明すぎる記憶の中の犬と、逆に夢みたいにぼやける現実はまどかそのもので、あれ以上の愛なんてないんだろうな。それでも、博人と生きていくのかな。馬鹿だという言葉がまるで自分に向けられているようで寂しくなる。もちろん「ローデリアンリッジバック」ついて調べちゃうよね。赤茶の瞳の美しい犬だったよ。 - 2026年3月26日
- 2026年3月20日
- 2026年3月19日
眠りの庭千早茜借りてきた読み終わった背表紙に惹かれて。読み始めるとすぐに視点が分からない美しくそれゆえ苦しくなるような見開き。これはゆっくり読もうと取っておいたのを1日時間をかけて、でもあっという間に読み切ってしまった…。 サロメにイヌガン、読み終えた今もぐるぐると考え続ける。共犯者に、はどの罪に対してなんだろう。彼女は宝物を抱えて長い眠りについたのか。耀はどうして飲み込まれなかったのか。彼女は本当に空っぽだったのか。最後にもう一度見開きを読み返し、噛みしめ、さらに、ずっと、大切に、もっと考えを巡らせ続けよう。そして、また時をおいてまた出会いたい忘れられない物語。 - 2026年3月16日
あなたは、誰かの大切な人原田マハ借りてきた読み終わった好きな人の好きな本なので拝読。遠すぎないふと近くにあるような人生をふわりと切り取った短編集で、だからこそ、読んでいるとタイトルの通り「私は誰かの大切な人」だと信じられるし、「あなたを大切にする誰か」だと気付いたり、「すれ違うあなたも誰の大切な人」だとすっと腑に落ちたりした。そして、もっと大切にできるのだと思う。それにしても、最後の物語の大切な場所ルイスバラガンの自邸に私も行ってみたい。 - 2026年3月7日
スペードの3朝井リョウ借りてきた読み終わった某歌劇団に近いと伺い借りてみた。読み終えて、わー、なんだこれ、あーいや?なんだこれ?って感じで、そうだった朝井リョウさんの作品だこれは、ってなる。消化するのにエネルギーがいる。だから、良い。だからしんどい。なんで全部思い当たって目を背けたくなるのか、生い立ちも選択も違うのに苦しくなるのか。狭いコミュニティの中でひしめき合う感情が息苦しい。学校では未熟な人たちが一定の条件に基づいて教室に詰め込まれて評価基準も決まってる。ファミリアも貢献度で評価される。受験だって技術が評価される。 でも、やっぱり手が届かない。どこまで求めても手に入らないのは他人の評価に依存してるから?自分が自分を変えないと変わらない。ずっと苦しいままだ。 - 2026年3月3日
茜唄(下)今村翔吾借りてきた読み終わった下巻まであっという間に読み終えてしまいました。 本当にお見事で、現代でも人は戦いを捨てられずにいる事実がまた切なくなる。 地続きで懸命に生きた証明を受け取って、語り継がれた唄ってすごいなあ、平家物語ってとてつもなく壮大だわという絶妙な感覚に陥っている。 己が何のために戦うのか、己が何のために生きているのか問い続けるにふさわしい。また読みたいな。 - 2026年2月23日
茜唄(上)今村翔吾借りてきた読み終わった宝塚歌劇団花組公演の理解を深めるために借りてきた。この時代背景に明るくないので難しいかと思ったら、まるで息づかいまで聞こえるみたいに、戦乱の世を生きていた人々をしかと感じられてあっという間に読み進めていた。今は下巻を読んでる。平家終焉がどう迎えられるのか、大切に読み込んでいきたい。 - 2026年2月21日
晴天の迷いクジラ窪美澄借りてきた読み終わった何を隠そうタイトルに惹かれて借りました。懸命に生きて3人の物語が重なっていくんだけど、そのためどっしりとした長旅で1冊とは思えぬ充実した体験。バラバラで、なのに人生を終わらせる覚悟を一度は持った人たち。後半忙しく移り変わる視点が、揺れる心情に寄り添い、繊細に色濃くありありと追体験するようだった。未熟だったあの頃の私に読ませてあげたい。そして、私は最後の一文がとっても好きだった!
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