
うさみ
@usami
2013年6月4日

しろいろの街の、その骨の体温の
村田沙耶香
かつて読んだ
小説でキャラ萌えした経験があまりなかったのに、伊吹という底抜けに純粋な人間がとても愛しかった。全体的にどろどろしているからこそ彼の美しさが際立つ。 教室の暗黙のルールや女子の社会がとても繊細に描かれていて懐かしい。比喩がとても斬新で、ハッとさせられる箇所がいくつもあった。発展途上の街の中で、発展途上の少女たちの話を繰り広げる緻密さが魅力的。 結末は賛否両論がある気がするけど私は好き。安心した。ハッピーエンドとまではいかないけど、スッキリする。最後まで読んで「墨と雪」のことわざを意識してるのかなと思った。