
うさみ
@usami
1900年1月1日
予告された殺人の記録
ガブリエル・ガルシア=マルケス
かつて読んだ
大学の授業で読んだ。
殺人事件を題材にした物語だが、普遍的なミステリーと異なる点が二つある。一つは殺人事件が起こるということを、当事者以外はみんな知っていたということ。もう一つは話の展開の仕方が特殊で、肝心の殺人シーンが物語の最後に描写されること。
何故、誰もが知っていたのに防ぐことができなかったのか。淡々とした文章で徐々に明かされていく全貌は、パズルのピースをはめ込む姿を見ているようで、最後、待ち焦がれた殺人シーンのピースが収まる瞬間は快感だった。