
おめぐ
@gessorichan
2026年1月7日
世界99 下
村田沙耶香
読み終わった
読み終えてしまった…。『サブスタンス』のように、終盤は村田節炸裂の暴走っぷり!
冷笑系がブームとされる昨今、この作品も冷笑ジャンルに入るのだろうか。
主人公は自我がないと上巻からも紹介されるけど、終盤では、打ち解けた1人の女性から「人口愛情自販機」と称されるシーンがある。
わたしは(ある程度その扱いに同意ができるからこそ)、ある程度の自我がないと、器用に愛情を振り撒くことはできないと思う。
逆に言えば「その程度の自我」とも言えるから、ギクリとするけれど。
感情が視野を狭くする、という描写は『イン・ザ・メガチャーチ』でも主題になっていたので思わずシンクロ。過激な感情、過激な世界は視野狭窄に陥り、コミュニティ内・当事者間はガンガン気持ちよくなっていく、ガソリンが焚かれて最後燃える。
苦しいねもう全部やめちゃおうね捨てちゃおうね、で『ミッドサマー』のように終わる作品。本当にいつかこうなりそうで怖いけど。
