
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2026年1月8日
灯台守の話
ジャネット・ウィンターソン,
岸本佐知子
読んでる
再読中
おとぎ話では、名づけることは知ることだ。わたしがあなたの名前を知れば、わたしはあなたの名前を呼ぶことができる。わたしがあなたの名前を呼べば、あなたはやって来てくれる。(p.171)
好きなひとには名前をいくつもつけてしまう。長いこといっしょに暮らしていた犬にもたくさん名前をつけた。本名をもじったもの、もはやまったく関係のないもの、それらはすべてそのひと/犬と結びつけられ、その名前を目に/耳にしたときに想起される。『ひらやすみ』のドラマを観ていたらミーちゃんという猫が出てきた。隣で観ているひろこさんはミーちゃんで、ミーちゃんはひろこさんなので、その猫はひろこさんだった。そしていつしか、私でもあった。食卓となっている机の両端にはそれぞれひとりずつのミーちゃんがいて、テレビのなかにもミーちゃんがいた。テレビのなかのミーちゃんは星になり、そのあとハリボテの家の窓辺に生まれなおした。ミーちゃんはおかえりと言っている。ミーちゃんはおやすみと言っている。








