古屋 いつか
@ameyuki
2026年1月8日
君の顔では泣けない
君嶋彼方
読み終わった
借りてきた
15歳で少女と入れ替わってしまった少年の15年間の物語。
戻れないまま、他人(しかも異性!)の人生を生きてゆく。それでもいつか戻る日のために、その時に相手が困らないように、できるだけ彼女らしく生きていこうともがくけれど、いろいろとうまくいかなくて。
でもそれは、少女が大人になる時に苦しめられる事柄にも似て見えました。坂平(主人公)は男の子だから、その辺が精巧に描かれてて面白かったです。
いつ戻れるのか、それどころか戻れるかどうかもわからないけど、戻れないという確証もないから、その「いつか」に備えてちゃんと相手らしい人生を生きなくちゃいけないという気持ちと、じゃあ自分の人生どこ行っちゃったのという気持ちと、そもそも「相手らしい人生」って誰が考えて誰が決めるのという気持ちと。
そう思うと、すごく普遍的なお話だなと思いました。






