
橘海月
@amaretto319
2026年1月9日
成瀬は都を駆け抜ける
宮島未奈
読み終わった
我が道をゆく成瀬も、もう大学生。京大での同級生や先輩達との話もいいが、これまでの総集編「琵琶湖の水は絶えずして」での島崎とのやりとりは胸を打つ。「わたしは〜を極めようと思う」と宣言する成瀬あかりらしくありつつも、彼女の変化が見られるのもよい。人は変わらないし変わるのだ。
六つの物語はどれもいいが、特に視聴者に秘密を抱えるYouTuberを描いた「ぼきののか」と、成瀬の両親が取材に答える「そういう子なので」がよかった。後者は、西武大津店でのエピソードで気になっていた部分も回収してくれる。ラスト島崎のセリフは成瀬でなくともじんときて、同時にあぁ終わってしまうんだなとしんみりした。もっと成瀬に浸っていたい気持ちと、ぎゅっと密度の濃い成瀬はこの長さがちょうどいいんだという気持ちと両方だ。



