徒然 "犬の記憶" 1900年1月1日

徒然
徒然
@La_Souffrance
1900年1月1日
犬の記憶
犬の記憶
森山大道
「いつどこへ旅しても、僕につきまとういい知れぬ不安。といえば体裁よく思われてしまいそうであるが、本人はほんとうにつらい。むろん現実からぷっつり切れ、自意識を捨て切ることなど生きている以上いかなる事態においてもありえないから、それを旅に望むことは不可能である。むしろ旅とは、そうして丸抱えにしてしまっている自分のぬきさしならなさを、未知の時空に投げ入れることによって、さまざまな擦過の過程のなかから、自分のなかにさらに新しい自意識の覚醒をはかることであろう。僕の内にひそむ、過去の経験による多くの記憶と、未知への予感から生れる記憶との交感によって、かならずしも、自覚的ばかりではない自分を発見し予見する行為のひとつのかたちが、たとえば旅である。」 寺山修司みたいだなと思ったら寺山修司出てきて激アツ。最初は鋭さが足りない気がしたけど、後半に行くにつれてどんどん良くなる。
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