花ちゃん
@hana1225
2026年1月9日
神都の証人
大門剛明
読み終わった
昭和、平成、令和にかけて、とある一家惨殺事件の犯人だとされていた人物の冤罪を晴らすべく戦うひとびとの物語……だけにとどまらず、その時代ごとの正義や悪、そして生活について書かれた帯び通り、究極の「冤罪」大河ミステリーでした。特に、冤罪を晴らそうとする男性たちーー弁護士や検事ーーの性格や生まれた環境が当たり前だけれど違っていて、でも、腹のど真ん中に据えた「正義とはなにか」、「どうしたら冤罪を晴らせるのか」には各々一本太い芯が通っていて、読んでいて、声を出して泣きました。スマートに綺麗に成し遂げる形ではないからこそ、そのある種の不器用さにもまた涙しました。私はアルコール得意ではないけれど、熱燗片手に読みたい、そんな本でした。