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花ちゃん
@hana1225
文芸偏愛東北乙女。
  • 2026年1月11日
    肉は美し
    肉は美し
    動物感染症のパンデミックによりヒトを食べることになった社会の物語。もちろんテーマゆえに、怖いし、グロテスクな描写もあるのだけれど、むしろ主人公から見た人間たちの雰囲気や話し方の表現が丁寧で独特な読み応えなのに淡々としていて……と不思議な感じがする、そんな読書体験でした。個人的にはp.10とタイトルを見比べて「くー!好き!」となりました。ラストシーンは結構衝撃的でしたが、主人公の心の穴を埋めるのにはいちばん幸せな展開だったのかな、と思います。
  • 2026年1月11日
    でも、ほしい
    でも、ほしい
    たぶん、全員の「ほしい」という気持ちに嘘はないのだろうけれど、言うほどに熱があるかというとそうではなく、欲望に顔を背けたまま、分厚いガラス越しに『ほしいのだけれど手に入らない』という題目の悲劇を演じている仮面を被った道化師にみえてしまいました。装丁もあってか、彼女たちの顔は私には浮かばない、そんな読書体験でした。薄味の寒天を食べている気持ちになりました。
  • 2026年1月10日
    白鷺立つ
    白鷺立つ
    死ぬ危険のある荒行、千日回峰行に挑もうとする「いてはならぬ存在」の僧侶二人の、猛烈に憎み合いつつも、同じようなままならぬ気持ちを抱えて修行する物語。歴史小説は普段あまり読まないのだけれど、苛烈な修行なのに静謐にえがかれたさまや、仏教でもどろどろした描写があるところ、そしてラストシーンには心揺さぶられる。個人的には、恃照は戒閻が弟子でよかった、と思いました。ほうじ茶の啜る音がきこえる気のする小説でした。
  • 2026年1月9日
    神都の証人
    神都の証人
    昭和、平成、令和にかけて、とある一家惨殺事件の犯人だとされていた人物の冤罪を晴らすべく戦うひとびとの物語……だけにとどまらず、その時代ごとの正義や悪、そして生活について書かれた帯び通り、究極の「冤罪」大河ミステリーでした。特に、冤罪を晴らそうとする男性たちーー弁護士や検事ーーの性格や生まれた環境が当たり前だけれど違っていて、でも、腹のど真ん中に据えた「正義とはなにか」、「どうしたら冤罪を晴らせるのか」には各々一本太い芯が通っていて、読んでいて、声を出して泣きました。スマートに綺麗に成し遂げる形ではないからこそ、そのある種の不器用さにもまた涙しました。私はアルコール得意ではないけれど、熱燗片手に読みたい、そんな本でした。
  • 2026年1月9日
    女王様の電話番
    あらすじを知らずに読み進めていたので、ちょっと変わったお仕事で起こる不思議な出来事を追っていく物語なのかしらん、と思っていたら、ある意味で深く愛したい女性のお話だと感じました。 好きなのに当たり前の関係を築けない、受け入れられない。そのこと自体が苦しい。Wikipediaなんかで説明されている枠にも収まらない自分の心の動きは、自分にもわからなくて、もちろん他者にも伝わらない。読了後は、ほんとうに主人公がどんな形かはわからないけれど、幸せになってほしいと思いました。
  • 2026年1月8日
    カフェーの帰り道
    そもそも女給というものを知らなかったのもあり、読み進めていくうちに女給さんってこういう存在なのかしらん、と思ったり、時代の移り変わりがこんなにも反映される職業なのかと驚いたりしているうちに読み終わりました。 少しずつ登場人物が繋がっていったり、ひとを想うこと描写にじんわりと心が温かくなりつつも、いわゆる心温まる小説とは違う読み口でした。妬みもあるし、でもサバサバしているし…不思議だけれど、多分また読みたくなるのだろうな、コーヒーなんか飲みながら。 あとは、着物の描き方にうっとりしました。そして、自分の着物への興味に気づきました。
  • 2026年1月5日
    家族
    家族
    暴力や不条理の描写が多く、読むにつれてしんどくなりつつどんどん読み進め、読了。 巨大な理不尽に対面したとき、諦めて順応するしかないんだなあ、と。 家族とは何か、について読了後もずっと考えてしまいます。 香辛料の甘い香りのする本でした。
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