神都の証人
28件の記録
神木紗由@kamiki_sayu2026年1月11日読み終わった直木賞候補第174回(2025年下半期)直木賞候補作。 波子の父親は冤罪を着せられ、死刑囚として収監されていた。 無実を証明するために立ち上がったのは、偶然出会った弁護士、吾妻(この人が主人公1) 吾妻さんはギリギリ(アウト)の手段を使い、戦っていく。 ……まあそこで、死者が出てしまったり、うまくいかなかったり、なんだかんだあって志を同じくした司法関係者をリレーして昭和から令和、80年に及ぶ長い戦いの物語。 章ごとに語り手が変わるんですが、その変更タイミングが毎度毎度「ひえ」って声が出てしまう。なんでそんな。そんなばかな。どうして、どうして。 めっちゃヘヴィです。最後は転がり落ちるように収束していき、今までの流れが走馬灯のように脳裏に過ぎりまくるわけですが、<最終章主人公>さん、その決断は! 本気で言ってますかね!? ……最初から最後まで「正義」について考えさせられる、イヤミスの一種ではあると思う。私はあとから帯を見て気づいたけれども、染井為人さんがコメントを寄せている時点でその辺はある程度お察しでしたね。 いやあなんというかこれはネタバレなしに良さを説明するのが難しいので、興味を持ったら迷わず読んで欲しい。 私は読み終わったあとに表紙を見て「ああー!」ってなったよ。ああー!- 花ちゃん@hana12252026年1月9日読み終わった昭和、平成、令和にかけて、とある一家惨殺事件の犯人だとされていた人物の冤罪を晴らすべく戦うひとびとの物語……だけにとどまらず、その時代ごとの正義や悪、そして生活について書かれた帯び通り、究極の「冤罪」大河ミステリーでした。特に、冤罪を晴らそうとする男性たちーー弁護士や検事ーーの性格や生まれた環境が当たり前だけれど違っていて、でも、腹のど真ん中に据えた「正義とはなにか」、「どうしたら冤罪を晴らせるのか」には各々一本太い芯が通っていて、読んでいて、声を出して泣きました。スマートに綺麗に成し遂げる形ではないからこそ、そのある種の不器用さにもまた涙しました。私はアルコール得意ではないけれど、熱燗片手に読みたい、そんな本でした。
り@ryohei_132025年12月27日気になる第174回の直木賞候補作 正義や正しさって一体何なのだろう?司法って何のためにあるのか?やりきれない想いと憤りとをずっと感じる物語でした。作中に出てくる「化物」という言葉がすごく印象的で、これが大門さんが言いたかったことなんじゃないかなと思った。最後は納得のいく結末に収まったのではないかと思いました。長くて、読むのに時間がかかってしまったけれど、読んで良かった作品でした。これが直木賞だったらいいな。
はぐらうり@hagurauri-books2025年11月15日読み終わった山田風太郎賞受賞。足掛け80年、3代にわたる壮大な「冤罪」ミステリー。かなり長かったけれどそれだけの月日があるし、ジェットコースターでぐいぐい読ませるし、終わってほしくないと思った。 フィクションではあるけれど、冤罪覆すのがこれほどまでに難しいとは。新証拠だけでは動かせないのか。 ラストは、そうくるか、と唸る。こっちは長旅で肩入れしているので、人情で攻めても良かったのかもしれない。 昔からなぜか伊勢神宮が好きで、三重が仕事場だった時代もあるので、出てくる地名が懐かしかった。とても充実した読書でした!




















